相変わらず光圀は黒いばかりで全く判らんでしょうが、ニコと光圀の距離がここまで縮まりました。と言ってもこれはニコが寝ていたところへ光圀が近付いたと言うか、光圀が定位置にしている私のスウェットの近くにニコが寝ていて、光圀は仕方無く近寄ったというだけのことで、逆(ニコが光圀に近付いて一緒に過ごすというパターン)は今のところ起こる気配はありません。
ニコは光圀と遊びたいのですが、怖くもあるんです。光圀はニコなんかと親しくなりたくないけど、温かいなら隣に寝てもまぁ良いかくらいに思っているんでしょう。だからニコが近付こうとすると光圀は逃げますし、逆に光圀が近付くとニコはどうして良いか分からず、実に困った顔をします。ニコが静かに近付くと光圀はニャゴニャゴ文句を言いながらも逃げないことはありますが、光圀に引っ掻かれてニコが怪我をしちゃいけないと、今度はこちらが気が気じゃありません。
でも、犬と猫を一緒に飼っている家庭では大体こんな感じなんじゃないでしょうか。あれだけ陽気なエルデとあれだけ甘えん坊なタレちゃんの組み合わせでも似た様な関係性でしたから。先住犬が居るところへ仔猫が加わるという条件だともう少し仲良しになれるんでしょうが。但し、我が家ではニコが仔猫に対してどう接するのか想像が出来ないので、ちょっと怖いですね。
別にニコが凶暴だなんて思ってはいませんが、ニコは野良時代、絶対に小動物を食料にしていたんです。今日だって街路樹で休んでいたスズメにアタックを掛けていましたし、走りながら臭いを追う姿はハウンドドッグそのものですから。そんなニコがヨチヨチ歩く仔猫を食料と見るか家族と見るか、これは私にも分かりません。多分に本能的な部分もありますし。
どうしてこんなことを書いているかと言うと、猫を飼いたいなぁ~と思っているから。光圀? あれはダメですよ、殆ど野獣みたいなものですから。抱っこも出来なきゃ自由に撫でることも出来ないなんて、猫を飼っている意味がありません(最近になってようやく私にだけは撫でさせるようになりましたが、あくまでも気分次第)。
ただ、それも光圀が居なくなってからじゃなきゃ無理でしょうね。何故って、光圀が新参者を快く受け入れるなんて考えられないから。犬と猫なら生活の場を分けることも可能ですが、猫同士だとそれも難しいですし、何よりこれ以上家庭内にトラブルの素を抱え込みたくありません。