光圀、隔離される

 物置で独りピーピー鳴いていた光圀を保護してから13日目の10月19日(生後推定35日目)、この日からトイレの訓練を始めました。訓練と言っても、猫砂を入れたトレーをケージの中に入れ、そこでオシッコしたら外に出してやるということを繰り返しているだけですが。大人用の猫トイレは背が高過ぎて光圀には無理なので、最初は100円ショップでレターケースを買ってきて使ったのですが、逆に背が低すぎてトイレにしゃがんでいてもオシッコは外に出るという事態が発生してしまうので、今はもうちょっと背の高いビデオテープケースを使っています。

DSC00245 2代目トイレ(ウッディキコ入り)

 猫は砂漠の生き物だから本能的に砂の上で排泄するという怪しい説がありますが、猫が砂をトイレと認識し易いのは本当で、過去には拾ってきた翌日に何も教えていないのに自発的にトイレを使い、以後一度も失敗しなかった猫も居ました。但し、全ての猫がそうかというとそんなこともなく、私が最初に飼った猫は、基本的にはトイレを使うものの、ステレオの後ろの絡まったコードの上でするのも好きで、なんとか止めさせようとあの手この手を試したのですが、とうとうなんともなりませんでした。あれには本当に困った。その点光圀はなかなか優秀で、1、2回は失敗したものの、ケージの中に居るときは100%トイレでするようになりましたし、今ではケージの外で遊んでいてもケージに戻り、トイレに入るようになりました。

 そうして昨夜。そろそろ寝ようかと、暴れまわっている光圀をケージに閉じ込め、でもなんだか気になるなと、最近頻繁に潜り込んで遊んでいるテレビの裏を懐中電灯で照らしてみると、そこにはキラリと光る水溜りが… ああ、あの悪夢が再び…

 もう遅いから取り敢えずオシッコを拭き取るだけにして、本格的な掃除は明日にしようと寝たのですが、明朝起きてきたら、今度は光圀、ケージの中で吐いていました。殆ど水みたいなもので、最初は下痢なのかと思いましたが、直後に立派なウンチをしたので、やっぱり吐いたのでしょう。猫はよく毛玉を吐くものですが、仔猫が吐くなんてちょっと普通ではないので心配しましたが、下痢はしていないし、元気だし、食欲もあるし、他に変わった様子も無いので暫く様子を見ることにしました。光圀にご飯を食べさせ、エルデを散歩に連れて行き、我々が食事し、光圀をシャンプーし、テレビの裏とケージの消毒をし、もう朝から大騒ぎ。で、今日一日光圀はケージの中に隔離されています。何でもなければ良いのですが…

 

DSC00249 出してくれ~

光圀の秘密

 我が家に突然現れた居候猫の光圀(仮名)。親に見捨てられたのか、物置でピーピー鳴いていたのを保護したのが10月6日で、そのときの体重が320gでしたから、生後22日程度でしょう。

光圀_2011_10_25_1 生後1ヶ月の光圀

 こんなに小さな猫を育てたことは無かったので、最初は何を食べさせて良いのか判らず、下痢をさせてしまったりもしましたが、あれから20日、今ではモリモリ食べて必要以上にムチムチになり、家中をもの凄いスピードで走り回っています。最後に飼っていた猫が死んでから2年、久しぶりにやってきた子猫のパワーには驚かされます。

 さて、ではこのチビ黒の仮名が何故に「光圀」となったのか。その秘密がこれだ!

光圀_2011_10_25_2 妻は時々「光衛門」と呼びます