面白い話をしましょう。柴犬コマチがノミダニ駆除薬を点けてもらいに動物病院に連れていかれました。ついでにと思ったのでしょう、飼い主である義妹が、「先生、自分で引っ掻いたのか、鼻に傷があるんですけど」と訴えたところ、診察した医者がひと言、「これは鼻クソが固まっているだけです」ですって。大笑いでしょ?
でもまぁ、似た様な話は私にもあるんです。まだ独身だった頃に溺愛していた猫のサッちゃんの鼻の脇が黒くなっていることに気付き、これはもう皮膚癌に違いないと病院に駆け込んだのですが、アルコールで湿らせた綿棒で癌を擦った医者がひと言、「黒ニキビですね」。
また或る時、エルデをシャンプーしていて、前足の指の間に棒状の異物を発見したのです。引っ張ってもびくともしませんし、何かが刺さっているにしても、開放骨折で骨が飛び出しているにしても大事なので病院に駆け込んだところ、診察を終えた医者が小枝を手にしてひと言、「これが毛に絡まっていました」。大笑いでしょ?
まぁ、愛犬のチンチン(陰茎)の先端が赤くなっているのを心配して病院に駆け込み、「内臓ですからねぇ」と言われた飼い主も居るということで、この手の話は探せば幾らでもあるんでしょうね。
ということで、今日はニコが病院に駆け込みました。いえ、怪我でも癌でも骨折でもなく、単に混合ワクチンを接種しに行っただけですが、ニコにとっては笑い事ではなかったみたいです。