ニコ、「表に出さないだけですよ」

お触り一覧表

 同様のものがSNS上に多数出回っているので目にした方も居られるとは思いますが、これは柴犬カナちゃんのお触り一覧表です。要するに、飼い主さんがカナちゃんを触ったときにどう反応するかを部位別に、「OK」、「ヤメロ」、「コロス」、「ブチコロス」の4段階で表現したものです。笑っちゃうけど、カナちゃん、怖いですね。

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 ニコの場合はどうかと言うと、初対面のときからそうなのですが、どこを触っても平気。健康診断に連れて行った病院の医者も感心していました。ナデナデ/カジカジされると特に嬉しい箇所とか、「あ~、出来ればそこはご勘弁頂きたいんですけどねぇ~」という箇所もあるのでしょうが、ブチ殺されることは勿論、嫌がられることもありません。

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 それはエルデも同じでしたが、どこを触られても平気な様に仔犬のときから訓練したエルデと違い、元野良のニコがそんな訓練を受けたとは考え難く、これはもうニコの持って生まれた性格なんでしょう。良い子ですね。

 って言うか、柴犬って飼い主には従順という触れ込みの割に、触られただけで飼い主をブチコロスのが多過ぎません?

ニコ、「花粉ですかねぇ」

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 散歩コースの中で最後まで行く手を阻んでいた雪もここまで融けました。これは昼の散歩のときに撮った写真ですが、今日の季節外れの暖かさで融解が進み、夕方通ったときには殆どの氷が消えていました。ニコが足を滑らせてコケそうになるシーンがもう見られないのかと思うと残念ではありますが、これでストレス無く散歩することが出来るようになります。

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 ところで、スマホに「飼い犬に好かれているかテストする方法」みたいな記事が流れてきたので開いてみると、飼っている仔犬が飼い主さんの膝に乗ってきて眠り始めたというだけの投稿で、仔犬は可愛かったけど大して意味のある情報ではありませんでした。

 ただ、羨ましくはあります。ニコはそんなこと絶対にしませんから。以前飼っていたゴールデンのエルデは、私がソファーで横になるとイソイソと寄って来て、36㎏の身体を私の上に横たえて寝ていましたが、ニコもあれをやってくれないかなぁ~

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 ニコも随分と甘えるようにはなりましたが、どこかに遠慮と言うか、怯えと言うかが残っているんですよね。まぁ、まだ自我が確立されていない頃から一緒に生活していたエルデと、完全に大人になってから家族になったニコが違うのは仕方の無いことですが。

 最近になってニコがよくやるようになったのが、頭やマズルをグリグリと私に擦り付けることです。犬が飼い主に身体を擦り付けたりぶつけたりするのも愛情表現のひとつで、これをされると私もなんだか嬉しくなりますが、鼻や頭が痒いだけなんじゃないかという疑念も消えません。

ニコ、「そりゃ楽しみだね」

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 「コマチ」改め「かみ子」です。人間の脚を咬みまくっているので、早くも改名だそうです。いいぞ、いいぞ、もっとやれ~ エルデにもニコにも咬まれたことがないので(遊んでいて私の腕を咥えることはありますが、力を入れることはありません)、咬み癖を矯正する方法は何も試したことが無く、これに関してはアドバイスすることが出来ません。まぁ、叱って無視するしかないんじゃないでしょうか(と他人事)。コマチちゃん、これからもネタ作りを宜しくね。

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 そう考えると、ニコは手の掛からない子ですよね。ゴミをばら撒いたり、サッシのカギを開けて脱走したりしたことはありましたが、咬み癖も無駄吠えもありませんし、家や家具を破壊することもありませんし、リモコンも電源コードも無傷のままで、躾けてもいないのにトイレの失敗だってありませんから(その代わりに外ではし放題ですが)。

 エルデが全く手を焼かせない子だったので、相対的にニコがバカ犬という扱いになっていましたが、な~んだニコ、実は良い子だった?

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 私はあちこちの関節にトラブルを抱えているので整形外科を定期受診していて、ことあるごとに主治医に対して「あのバカ犬が~」と話しているのですが(勿論ニコのことです)、彼は言うんです、「バカな子ほど可愛いって言いますよね」って。ええ、その通り。但しそれは、他の誰かが飼っている犬がバカな場合に限ります。他人の犬なら大バカなほど可愛い。だから、頑張れコマチ!

ニコ、「あんたの相手してやるのも疲れるから」

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 まったく、野良犬ってのは困ったものです。どこにでも潜り込もうとするんですから。ニコの後ろに在る枯れ草はセンダングサですよ。俗に言う「ひっつき虫」とか「バカ」の親。エルデがこんなところに入り込もうものなら(絶対に近付けさせませんでしたが)、被毛に絡み付いたバカを取るのに、散歩中に1時間、帰ってからも1時間は必要になったでしょう。ニコの場合、手で払えば簡単に落ちるので良いのですが、それが我々の服やズボン、リードにまで付くのが厄介です。

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 ところで以前、「エルデはどんなにそっと近付いても必ず目を覚ましたのに、ニコは平気で眠っている」みたいなことを書いたことがあって、私はそれを「ニコが我々を信頼するようになったから」と解釈したのですが、最近になって勘違いじゃないかと思うようになりました。だって、それを言ったらエルデが我々を警戒していたことになりますから。

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 確かに警戒していたら眠ってなんかいられないでしょうから、信頼しているのは同じなんでしょうが、エルデとニコの反応の違いは「人間が好きかどうか」にあるのではと、今は考えています。エルデは人間が近付くと遊んでもらえるんじゃないかと期待して目を覚ますけど、ニコは興味が無いので眠ったまま。これが正解なような気がします。我々が食事中、エルデは私の足元で伏せていたのに対し、ニコは隣の部屋で寝ているというのも同じ理由からではないでしょうか。

 それでいて甘えん坊なんですよね。但し、ニコが甘えたいときだけ。これが日本犬の特徴である「ツンデレ」ってやつなんでしょうか。

ニコ、「田吾作よりはマシかな」

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 エルデのときもそうでしたが、ニコの名前も彼が我が家にやって来る前に決めました。エルデの場合は「大地(ドイツ語でエルデ)の様にどっしりと大らかな性格の子に育って欲しい」という願いを、そしてニコは「いつもニコニコと楽しく生活して欲しい」という願いを込めたのですが、ニコに関してはちょっと失敗したかなと思っています。何故って、この図体の暴れん坊に「ニコ」って似合っていないと思いませんか? 

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 もっとも、「ニコ」という言葉はスティーブン・セガール主演の『ニコ/法の死角』という映画のタイトルから閃いたのですから、イタリア系マッチョの名前と考えれば似合っていると言えなくもありませんが。

 犬にとって自分の名前なんて大して意味のあるものじゃないと考えています。だってエルデもニコも、「ポチ」と呼ぼうが「タマ」と呼ぼうがちゃんと反応しますから。そんな訳で相変わらず適当な名前で呼んだりもしていますが、今のところのお気に入りは「犬吉(いぬきち)」です。ね、ニコよりも似合っているとは思いませんか?

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 白菜やキャベツ用の畝にマルチを張りました。来年から庭の花壇でミニトマトを作ろうかなんて話も出ていますが、間違ってもマルチを張ったりはしませんので、これが人生最後のマルチ張りです。残るは春菊とホウレン草の畝作りだけで、いよいよ終わりが近付いてきました。

本日までの散歩20,787歩、距離14.883㎞、累積3,189.577㎞

ニコ、「大丈夫、俺が鍛えてやるから」

ニコ_2023_08_23_1

 今日は気温が低く、曇っているので日射しも無く、久しぶりに冷え冷えグッズを何も着けづにニコを散歩させることが出来ました。まぁ、34℃を「気温が低く」と表現してしまうところが既に異常なんですが、それでも曇っているだけで体感は雲泥の差。ニコも日陰での休息を挟まずにサクサク歩いてくれました。って、日向が無いのだから当然ですが。

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 ただ、この湿気は堪りません。現在、畑で夏野菜の始末と秋冬野菜の準備に精力的に取り組んでいるのですが、草むしりといった軽作業でも汗ダラダラ。土に落ちた汗で塩害が発生するんじゃないかという勢いです。なんだかんだ言ったって徐々に気温は下がってきていて、この湿気さえ無ければこんなに疲れもしないだろうに。

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 エルデが10歳を超えた頃から、「この夏を乗り切れるだろうか」と毎年思っていたのですが(夏とは関係無く逝ってしまいましたが)、ニコにもそんなときが来るんでしょうね。ニコ、お前には解らないだろうけど、ワンちゃんが元気でいられる時間なんか短いんだから、今の内に心置きなく遊んでおきな。って、お前の元気のお陰で最近はお父さんの方が「この夏を乗り切れるだろうか」と考えるようになったけどね。

本日までの散歩29,032歩、距離20,787㎞、累積3,159.755㎞

ニコ、陰を慕いて

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 今年もいよいよこの季節になりました。日陰を探して歩くニコ。確かに日射しもアスファルトも暑いもんね。歩いている間はまだ良いのですが、信号待ちのときには日陰で待機させたり、近くに日陰が無い場合は雑草の生えた空き地で待てをさせたりと、私も神経を使います。

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 ただ、今年はニコの徹底ぶりが増しています。例えばここ。私はてっきりサラダバーの為に寄り道しているんだとばかり思っていたのですが、曇っているときには入り込まないので、日陰が目的だったんですね。

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 そしてこれ。知り合いの家を訪ねてドアが開くのを待っている訳ではありません。ただ単にそこが日陰だからという理由だけで佇んでいるのです。

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 そう、去年までは散歩のコース上に出来た日陰だけを辿って歩いていたのですが、今年はコースは関係無し。日陰と見れば他所のお宅の庭であろうがお構いなしにトレースして歩いていますし、ヘタすると日陰を辿ってコースを変更しようとする始末。

 そんなニコの為に今日、エルデが真夏に使っていた日陰だらけの散歩コースを試してみたのですが、記憶と違って日陰が殆ど無いんですよ。って、考えてみればエルデが夏の昼間に散歩することはありませんでしたので、そりゃ景色が違うのも当然です。ニコ、どうしよう?

本日までの散歩29,727歩、距離21.285㎞、累積2,909.1㎞

ニコ、「だったらもっと面白い遊びを考えろよ」

ニコ_2023_06_19_1

 犬が信頼している人間にだけ示す態度として一般に、①横になってお腹を見せる(ヘソ天)、②身体のどこでも触らせる、③お尻を向ける、④顔を舐める、⑤目を見詰める、⑥外出しても平気でいる、というようなことが言われています。ニコの場合⑥以外は全て当てはまるので、まぁそこそこ信頼してくれてはいるのでしょう(衛生上の理由から顔は舐めさせませんが、舐めようとはしてきます)。

 ならば何故にエルデとの様な関係が築けないのかとずっと考えていたのですが、最近になってやっと「そういうことなのかな?」と納得し始めました。

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 先ずは性格の違いでしょう。洋犬の中でも特に陽気でフレンドリーなゴールデンと比べたら、そりゃ素っ気なく感じるのも無理はありません。姿は違うけど中身は柴犬なんだと捉えれば良いのかなと考えるようになりました。

 次に、これは以前にも書きましたが、仔犬の頃から一緒に生活していたかどうかの違い。エルデにとって私は親だったけど、ニコにとってはまだ管理人なのでしょう。

 そして、これは最近になって気付いたのですが、ニコと一緒に遊んだことが無いんですよね。動物にとって遊びとは、相手を理解したり、関係性を構築するのに非常に大きな役割を果たしているんです。でも、じゃぁ一緒に遊ぼうと思っても、ニコが乗って来ないんだからどうにもなりません。一方で、「遊びは知性の発露」とも言われています。ってことは、要するにニコがアホだから?

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 今年は桃(なつおとめ)が豊作です。いえ、どんな年でも摘果しなければ文字通り腐るほど生るのですが、毎年悩まされていたカメムシの被害を今年は偶然にも防ぐことが出来ましたし(アブラムシの防除に撒いた農薬がカメムシにも効いた)、だから袋掛けしなくて済んだので綺麗に色付きましたし、果実重も300gを超える大玉で、過去最高の出来になったんです。これで美味しかったら言うこと無しなんですけどねぇ・・・

本日までの散歩14,454歩、距離10.349㎞、累積2,823.16㎞

ニコ、「私は自分を安売りしたりしないの」

ニコ_2023_05_25_1

 珍しいことに、ニコを可愛いとナデナデしてくれる人が居ました。いえ、「可愛い~」とか「カッコ良い~」と声を掛けられることは結構多いのですが、わざわざ寄って来て撫でてくれたのは、犬友達以外ではこれが2例目ではないでしょうか。

 そしてこれまた珍しいことに、ニコもそこそこ愛想良く接客したんです。尻尾なんか振っちゃって。そうやって尻尾を振りながら、自分から近付いていく積極性を見せれば、お前だってもっと人気が出ると思うぞ。

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 その点、先代のエルデの集客力は抜群でした。これはと見定めた獲物の前でピタッと足を止め、フッサフサの尻尾をブンブン振りながら見詰めるのですから、そりゃ犬好きだったら堪りません。勿論、ゴールデンというブランド力も影響しているのでしょうが。

 話は変わりますが、私は夜中の散歩が一番好きです。真夜中故に神経を使うこともありますが、人も車も犬もまず通らないので、ニコには好き放題させてやれますから。多少引っ張ったくらいでは叱りもしませんが、不思議なことに、ニコも殆ど引っ張らないんです。

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 そんな真夜中の散歩の途中、ニコさんは排便されました。ニコに待てをさせ、懐中電灯で照らしながらウンチを回収し、ヨッコラショと立ち上がったら、数メートル先に黒人(近くの大学の留学生と思われる)が居て、心底驚きました。ただ、私が立ち上がるのを待っていた雰囲気もあったので(真夜中に道端にしゃがみ込んで何かやってる人間が居たら不気味ですもんね)、お詫びの意味も込めて「こんばんは」と挨拶したのですが、彼はヘッドホンをしていたので聞こえなかったみたいです。

 で、ニコを道の反対側に連れて行って立ち去ろうとしたのですが、そのとき、その黒い人がたったひと言発したのです。

 「可愛い」

 な、ニコ、お前にだって潜在的な人気はあるんだから、あとは営業努力だぞ。

本日までの散歩23,492歩、距離16.82㎞、累積2,686.233㎞

ニコ、「私だったら15歳までは行けるね」

ニコ_2023_03_11_1

 一昨日だったか、昼の散歩から帰ってきて、いつもならご飯までの時間を居間で横になって待っているニコが、玄関ホールの床でずっとお座りしているのでどうしたのかなと思ったのですが、その翌日には同じ場所で横になったのを見て理由が判りました、暑かったんですね。心配しちゃうから変わったことはしないでよ。

 でもまぁ、実際に暑いですからね。さすがにまだハァハァはしませんが、ニコも舌を出して歩くようになりましたし、私もマスクを外すことが増えました。

ニコ_2023_03_11_2

 暑いんだったらのんびり歩けば良いものを、常に全力なのがニコらしいと言うか、犬らしいと言うか。エルデも「わ~い、お散歩だ~」と有頂天ではしゃいで、暑さでパタッと行き倒れていましたから。

 という具合に我が家の犬は有頂天犬ばかりなのですが、でも飼い主の横を大人しく歩いているワンちゃんも居るじゃないですか。あれはいったいどうしてなんでしょう。

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 って、それはご本犬の性格次第なんですよね。私はエルデを飼う前に動物行動学や躾の本を何冊も読み、ついでにシーザーさんの番組を録画して何度も何度も見返して、「よし、これで犬の飼育は完璧だ」と密かに自信を持っていたのですが、エルデに思い知らされました、犬の性格以上の影響は及ぼせないと(シーザーさんもゴールデンにはお手上げでした)。

 勿論、トレーニングや飼い方(「ご主人様、大好き!」)という部分もあるのでしょうが、知識も時間も根気も足りない私には今以上のことは出来ません。

 有頂天犬の方が好きだから良いのですが、でもまだチャンスはあります。だって、あのエルデだって10歳を過ぎたら穏やかに歩いていたんですから。

本日までの散歩33,384㎞、距離23.903㎞、2,236.699㎞