ニコの唸り問題、結論が出る

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 薬を飲んで一晩経ったドラえもんの手です。まだ腫れは残っていて、触ると痛みもありますが、赤味が消え、皮膚の一部に皺が寄るようになりました。何より痒みが治まってきてくれたのが助かります。今晩もう一度服薬すれば殆ど元に戻るでしょう。

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 一方、こちらは重症であることが判りました。ニコです。

 昨夜、夫婦してウイスキー片手にまったりしていたらまた唸ったんです。前回も今回も私がパソコンの前に座っていて、奥さんがパソコンの画面を覗き込もうと身を乗り出したら唸り出しました。

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 そのときニコは我々の間に居て、ソファーの上で丸まっていたのですが、唸り出すと程無くしてソファーの上でお座りしました。

 但し、唸ったと言っても最初は鼾みたいな音を出していただけですし、続いてはワオワオと何かをしゃべっているかの様な音を立てていたので、唸っているとはなかなか気付きませんでした。それが、私と奥さんとでナデナデしながら「どうした、ニコ?」なんて声を掛けている内にハッキリ唸り声と判る音を出し始めたのです。

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 今回は私もニコの表情を見ることが出来ました。目を剥き出し、瞳孔が広がっているんです。これはもう尋常じゃありません。でも、動画を撮ろうとすると唸りが止まりますし、私が触っていても唸りが止まるんです。それで、私の影響を薄めたらどう反応するのか見てみたいと思い、私がニコから身体を遠ざけたときにそれは起こりました。ニコの頭を撫でていた奥さんの手に咬み付こうとしたんです。

 瞬時に私が大声を出したので咬まれはしませんでしたが、これでニコが唸る理由がハッキリと判りました、奥さんに対して敵意/恐怖を持っているんです。

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 そのときニコは奥さんから視線を逸らしながら唸り、そしていきなり咬もうとしました。私の理解が正しければこれは「窮鼠猫を噛む」。立場の弱い犬が「これ以上近寄るな、私に触るな」と警告を発し、それでも分かって貰えなかったので我慢できずに実力行使に出たということでしょう。

 でもどうして? しこたま叱り飛ばしている私を怖がるのならまだしも、どうして可愛がってくれる奥さんを嫌ったり怖がったりするの? もしかして焼き餅?

 理由はどうであれ、こんなことを許す訳にはいきません。本来は奥さんがニコを服従させなければならないのですが、最終的には力尽くでもと覚悟することは出来ないでしょうし(覚悟だけじゃ勝てませんし)、中途半端にやるとニコを増長させかねませんので、ここは私の影響力の傘を広げるしかありません。ただ、私の影響力ってのが・・・ 

 でも、なんだか寂しいですね、愛情を注げば何とかなるって思ってたのに。それとも、半年くらいじゃ無理なんでしょうか。

ニコ、「北朝鮮ですか?」

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 昨日と比べると手の腫れはかなり引いていて、これなら皮膚科へ行く必要は無いかなとも思うくらいでしたが、一応予約を入れちゃってあるし、腫れは引いても痒みがそのまま続いているので、抗ヒスタミン剤を貰う為にと思って行ってきました。

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 医者は「これは毛虫の刺し痕じゃない」と言うのですが、じゃぁ何だというのも判らないんですよ。私も毛虫とはちょっと違うのかなと思ったりもしましたが、一瞬にして何か所も刺すようなことが出来る虫って毛虫以外に居るんでしょうか。私には思い付きません。

 まぁ犯人が誰であったとしても、今日寝る前に薬を飲めば明日には殆ど良くなっているでしょう。とにかくこの手の痒みが何とかなってくれれば私はそれで結構です。

野イチゴ_2021_10_30_3

 散歩の途中で野イチゴを見付けました。勿論食べてみようかなとは思いましたが、この状況で変なものを口にして問題を複雑にすることはないと考え、止めました。

 帰ってから調べるとこれはヤブヘビイチゴというものらしく、食べても美味しくはないそうです。良かった、食べなくて。

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 で、ニコです。今日は近くに在る大学の学園祭の最終日で、フィナーレに花火を打ち上げるんです。距離が近いので人間が聞いても凄い音で、エルデは怯えてパニックを起こすので車に乗せて遠くに避難させていたのですが、新型コロナの影響で去年は学園祭自体が無く、ニコはこれが初めての経験なんです。どう反応するんでしょう。

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 結論から申し上げれば、パニックという程ではないにしても、ニコもビビりまくっていました。家の中を駆け回り、抱き留めてやるとガタガタ震えているんです。そりゃそうですよね、何が起こっているのか解らぬままあの音を聞いたら、この世の終わりかと思ったとしても不思議はありません。

 でも、エルデと比べればまだマシです。エルデは抱き締めて安心させようとしても、そもそも抱き締めることが出来ませんでしたから。まるで私の存在が目に入っていないかの様に逃げ回り、何を壊そうがお構いなし。

 さて、ニコちゃん、来年からどうする? エルデ姉ちゃんと同じ様に避難する? いっそのこと花火見物させるってのはどうなんでしょう。「ああ、あれの音か」って解ったら平気になったりして。

ニコ、「ドラえもんにナデナデして貰っちゃった~」

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 またドラえもんの手になってしまいました。昨日、花壇の花を入れ替えようと、盛りを過ぎた日々草とメランポジウムを抜いていたのですが、途中で右手親指の付け根辺りにチクチクッと痛みが走り、「ああ、これは毛虫だな」と思ったので直ぐにガムテープで毒針毛を取り除き、石鹸で洗い、ステロイド軟膏を塗ったのですが、今日になったらこの通り。まさか花壇の花に毛虫が潜んでいるとは思わんもんなぁ~

 犯人を捜したけど見付からなかったので、もしかするとチャドクガの毒針毛だけが付着していたのかも知れませんが、手がパンパンで握れないし、とにかく痒い。今日は予約が取れなかったので我慢しましたが、明日は皮膚科へ行ってきます。

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 まぁこれが右手でまだ良かったですよ。左手だったらリードを握れませんから。その代わり、ウンチを拾うのには難儀しますが。

 それにしても、大好きなお父さんの右手がこんなにパンパンに腫れているのに、ニコは何とも思わないんでしょうか。「お父さんは手が痛いんだよ」とニコの目の前に手を差し出したらペロペロ舐めてくれましたが、これは軟膏の基剤であるワセリンの臭いに惹かれたのでしょう。

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 ペロペロ舐めると言えば、「甘えん坊タイム」の他に、新たに「ペロペロタイム」というのも加わりました。

 「甘えん坊タイム」というのはもう何度も書きましたが、本来は抜け毛を落とすために夕食後にニコの身体をガシガシと指で掻いていたのが始まりだったのですが、それがいつしかニコの特権として定着し、今では夕飯が終わっても私がなかなか居間に行かないと催促するようになりました。

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 方や「ペロペロタイム」にこれといった来歴はありません。ニコが勝手に作りました。時間帯にも特に決まりは無く、甘えん坊タイムを済ませた後、私がブログを書いていようがウイスキーを飲んでいようがお構い無しに、ご本人の気分が盛り上がると尻尾をブンブン振りながら「ナデナデしろ~」と迫ってきて、顔をペロペロ舐めようとします。これが「ペロペロタイム」で、「甘えん坊タイム」との違いは、甘えん坊タイムでは舐めようとしないのと、ペロペロタイムに回数の制限がないこと。これはこれで鬱陶しい。

ニコ、また唸る

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 ニコを私の定位置である長座布団の上からどかそうとした奥さんが唸られたというお話は以前しましたが、その正体が判りました。今回は私の目の前で唸ったからです。

 昨夜、甘えん坊タイムを済ませたニコは、ブログを書いている私の後ろのソファーの上で丸くなって寝ていました。グ~、グ~という音がするのでニコがいびきを掻いているんだろうと思っていたのですが、見ると目を開けているんですよ。でもまぁ横になって丸まっているときにいびきみたいな音を出すのは不思議なことではありませんからね。

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 それから約5時間後、夜の散歩も終え、さぁそろそろ寝ようかというときにそれは起こりました。今度はソファーの上にお座りした状態で、今度は明らかな唸り声を上げ始めたのです。

 奥さんに対して唸ったのかと言われるとよく分かりません。奥さんはビビッてましたが、私には攻撃的な雰囲気はあまり感じられませんでした。それでも奥さんの方を向いて唸る時間の方が長かったように思えますし、何かあったら困るのでと首輪を握る程には不安にさせられましたが。

 私が撫でても抱き締めても唸りは止まらなかったのですが(私が正面から顔を近付けると、そのときだけは止みますが)、私からは表情が判らないので動画に残そうと、スマホを向けたら止みました。その間10分くらいだったでしょうか。

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 犬が唸るのには色々な理由がありますが(警戒、恐怖、要求、威嚇、興奮、主張等々)、それまで私の後ろで寝ていただけですので、怒ったり怯えたりする理由が何も無いんですよね。強いて言えば、眠くなった子供がグズるように、「早く寝ようぜ」と不機嫌になっていたという可能性は否定できませんが。

 感情的な理由でないとするとどこかが痛いのかとも思いましたが、そんな様子も無いし、今日1日観察してもその様な素振りは見せませんでした。勿論、癲癇や脳腫瘍という可能性もチラッと頭を過りましたが、これはおいそれと検査出来ませんので、とにかく動画を集めることにします。これが続くようならその動画を持って医者に相談ですね。

玉ネギ畝建設予定地_2021_10_28_4

 昨日里芋を収穫した跡地を、玉ネギ用の畝に衣替えすべく苦土石灰を入れて耕しました。理由は判りませんが畑の東側(写真奥側)に定植した玉ネギの生長が悪いという現象が何年も続いていますので、今年はそちら側を捨てて、代わりに幅広の畝を作って4条植えにする予定です。

長ネギ_2021_10_28_5

 もうひとつのネギ類、長ネギには追肥して土寄せしました。両脇を掘ってその土を盛るので、目の錯覚でだいぶ土手が高くなっている様に見えますが、恐らく長ネギの白い部分はまだ20cmくらいにしかなっていないんじゃないでしょうか。これからバカみたいにグングン伸びるなんてことはないでしょうから、今年もまた短ネギのまま、来月になったら使い始めましょう。

ニコ、飛ぶなら連写設定してからにして

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 散歩を縄張りの見回りと捉えているニコは毎日同じコースを歩きたがります。だから天気や時間の都合でやむを得ない場合を除いては朝昼晩それぞれで同じコースを歩いているのですが、今日はニコが何故か普段あまり使わないコースへと向かいました。どうしたんでしょうねぇ。「そうだ、あっちも見回っておかなきゃ」って急に思い出したんでしょうか。

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 でも、そのお陰で飛行犬を撮影することが出来ました。土手の斜面を駆け上るニコです。このパワー、この身軽さ、凄いですねぇ~ 散歩中の暴走は迷惑でしかありませんが、こうやって写真で見ると惚れ惚れしてしまいます。ニコ、やっぱりドッグランだ。

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 ほぼ確実に他のワンちゃんが居ないドッグランを1ヵ所知っているのですが、そこは遠い上に蚊が多いのでまだ行けません。それで、同じくほぼ人が居なくて、広い芝生広場を持つ公園での飛行犬撮影会を狙っています。

 但し、広場に放したからと言ってニコが暴走するとは思えません。初めての場所には警戒するでしょうし、何よりニコに走る動機付けをしてやらないと。

 一番簡単なのは何かを追い掛けさせるという方法でしょうが、困ったことにニコはボールを投げてやっても追い掛けないんです。ゴミ箱を漁ったり座布団の綿を引っ張り出す以外の遊びに興味が無いんです。飛んでるハトには強い興味を示すのでフライングディスクなら追い掛けるんじゃないかと期待しているのですが、どうでしょうかねぇ。最終的にはササミチップスを飛ばすという手もありますが。

里芋_2021_10_27_5

 初霜も降りたので、残りの里芋9株も収穫しました。育ちの良い株悪い株はありますが、全体としては凄い量です。毎年収穫した里芋を保存しておくトロ箱が在るのですが、とても入り切りません。って言うか、とても食べ切れません。

 里芋、好きなんですけど、皮を剥くのが面倒臭いんですよ。「加熱してから剥けば簡単じゃん」と思うかも知れませんが、それをやると芋の表面がケバ立って料理が汚れるのでやりたくないんです。

 まぁそうも言ってられないので、せっせと頑張って食べましょう。煮物、きぬかつぎ、豚汁、ほうとう、田楽・・・ う~ん、地味だなぁ。

ニコ、伏せて待つ

冠雪_2021_10_26_1

 富士山の冠雪ばかりに気が行っていましたが、気が付けば他の山も雪化粧していました。そりゃ朝晩が寒くなった訳です。これが何の山だと言えないのが悲しいところですが、たぶん南アルプスなんだと思います。

ニコ&光圀_2021_10_26_2

 その寒さも一役買っているのか、ニコと光圀の距離が縮まってきました(判り難いとは思いますが、黒い塊が光圀です)。ニコは光圀と遊びたくて近付くけど、光圀は直ぐに逃げるかシャーと威嚇するという関係は変わっていませんが、ソファーの上は暖かいので、反対側を向いていればこの通りです。ニコはニコで光圀が怖いと言うか、どう接して良いのか分からずに困っているんですよ。

 これがもっと寒くなると、恐らくソファーで横になっているニコの身体に光圀が貼り付いて眠るようになると思います。但し、ソファーで丸くなっている光圀にニコが近付くとシャーと怒られるんです。これはエルデと光圀の関係と全く同じ。気性的には猫の方が荒いですからね。猫の中でも特に光圀は。

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 そのニコは今日、何だか楽しそうで、頻繁にダッシュしていました。やっぱり寒いより暖かい方が嬉しいんでしょうか。「ニコがダッシュする」=「私が引っ張られる」ということになる訳ですが、楽しそうにしているニコを叱れませんよね。

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 そのくせ、夜中の散歩では臭いを追ってず~っと駆けまわっているので、たまには一緒に走って遊んでやろうとしたら、「この人は何をしてるの」と言わんばかりに目を剥いて私を振り返ったまま、尻尾を下げて逃げる様に走るんですよ。

 あのね、ニコちゃん、お父さんの身体は満身創痍なの。足首の靭帯は切れてるし半月板と股関節唇は割れてるし椎間板は高度に変性しているし腓腹筋は断裂しているし。医者からは「散歩は20分程度にしろ」って言われているんだよ。そのお父さんが危険を冒してまで一緒に走ってやってるのに、その態度はどうなのよ。もうちょっと感謝してくれても良いんじゃない?

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 というニコ、期日前投票と買い物を済ませ帰ってくると、何故か下駄箱の上に置いておいた筈のリードを前にして良い子にしているじゃないですか。ニコちゃん、これはどういうこと?

 散歩に持って行くウエストポーチも床に落ちていて、その中には大好きなササミチップスだって入っていたのに、どうしてリードの方を運んで来たんでしょう。「早く散歩に連れてけ~」ってことなんでしょうか。それとも、「これさえ無ければもっと自由に遊べるのに~」ってことなんでしょうか。でもね、ニコちゃん、これが無くなったら散歩に行って走ることも出来なくなるんだよ。

 因みに、悪戯をしても以前ほど困った表情を見せなくなったこともお伝えしておきましょう。

ニコ、「お父さんもどう?」

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 午後から降り出す筈だった雨が、朝起きたらもう降っていました。雨雲レーダーで確認すると「1時間後に降り出します」。もう降ってるんですけど。

 それでも家を出るときにはポツポツだったので、この程度なら平気だろうと、傘も差さずに出掛けることにしました。勿論ニコは裸で。

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 但し、時間が経てばそれだけ降られる確率が高くなる訳ですし、それまでの時間的猶予がどのくらいあるのかも分からないので、コースを短めにして。よし、あとはサクサク歩くだけ。

 ところがニコにそんな都合は通用しません。いつもの様に時間を掛けてのモグモグタイム。最近はこの場所がすっかりお食事処になっていますね。ニコ、とっとと歩け。

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 そりゃ私だってニコに雑草なんか食べて欲しくはありません。雨が降っていようがいまいが。畑だと薬剤という問題がありますし、そうでなくても寄生虫の問題がありますし、草藪の中に入るだけでダニの問題もありますし。

 私が食べさせないと決めればそうさせることも可能でしょう。それほど執着している訳でもありませんから。ただね、毎日食べ続けるのには何かニコなりの理由があるんですよ。犬が草を食べるのは胃の不快感を解消する為だとか、不足している微量な栄養素を摂取しようとしているとか言われていますし、或いは単に美味しい楽しいだけであったとしても。だからなかなか思い切れないんです。

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 という訳で、朝の散歩は本降りにはなりませんでしたし、夕方の散歩は奇跡的に雨間に当たり、朝に短縮した距離を取り返すことも出来ました。但し、夜の散歩はダメみたいです。既に本降りですから。

 まぁ仕方ありません、こんな日もありますよ。ニコも私もカッパ着て行きましょう。カッパは防寒着にもなりますし。ただ、フードを被ってしまうと音が聞こえないので傘も差して。と、覚悟は出来ていますが、それでも夜の雨は嫌ですねぇ。

ニコ、「エッヘン」

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 主にお婆ちゃんが管理している家庭菜園ですが、今日は一家総出でサツマイモを収穫していました。

 という話はどうでも良いのですが、畑の向こう側に段差が在るのがお判り頂けるでしょうか。高さは70cmくらいでしょうか。そしてその向こうには片側2車線の道路と歩道が在ります。

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 何故そんなことをご紹介したかと言うと、昨日の深夜の散歩でその歩道を歩いていたから。いつもは畑の手前の細い道を歩くのですが、昨夜はニコがこっちが良いと言うので。

 そしたらですね、立ち止まって暫く畑の方の臭いを嗅いでいたニコが、止める間もなく飛び降りたんです。おいおい、どうすんだよ、戻ってこれんだろ!

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 そしたらそしたらですね、畑をウロついてクンクンし、長ネギにオシッコ掛けたニコが(食べる前によく洗って下さいね)、助走をつけることもなく、当たり前の様にピョンと歩道へ戻って来たんです。何というヤツでしょう。

 ニコが運動性能に秀でているということには薄々勘付いていましたが、まさかここまでとは。これがエルデだったら歩道によじ登ることは勿論、畑脇を流れる側溝を渡ることも出来ずに大騒ぎになったことでしょう。もっとも、エルデだったら端から飛び降りたりはしませんが。

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 こうなるとニコの全力疾走を見てみたいものです。まだ呼び戻しは完璧ではありませんが(正確に言うと「呼べば偶に来る」ですが)、ササミチップスさえ持っていればドッグランならとっ捕まえることは出来るでしょう。

 問題はそのドッグラン。ニコの運動能力を考えるとよほどフェンスの高い場所でなければ安心出来ませんが、それ以前に、他のワンちゃんが居ないというのが絶対条件になりますから。エルデはブドウ畑でOKだったんですけどね(持ち主の了解は得ていました)。

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 そのワンちゃん問題ですが、今日はちょっとした出来事がありました。山梨にやって来たニコが最初に戦ったキャバリア君を覚えておいででしょうか。あれ以来頻繁に遭遇し、その度にバトルを繰り返してきたのですが、今日はお互いに吠えることなくすれ違えたのです。

 勿論私はニコをロックしていましたし、相手のキャバリア君がビビッていてニコと目を合わせずに通り過ぎたことが最大の要因たったのでしょうが、ニコが突進しようとしなかったのは大きな変化です。この次もこうなるとは限りませんが、取り敢えず盛大に褒めておきました。

ニコ、「あんたも問題の多い人だねぇ」

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 何となく走っている様に見えるかも知れませんが、これはオシッコ(マーキング)をした後に後脚で臭いを撒き散らしている場面です。エルデはこんなこと絶対にしなかったので、初めて見たときには驚きました。「おお、本当にやるんだぁ」って。

 でも、実際にはオシッコと関係無くすることもありますので、必ずしもマーキングの一環という訳でもないみたいです。ワンちゃんと喧嘩出来なかったりした後でやることが多いので(自動的に私に叱られることにもなるので)、鬱憤晴らしなのかも知れません。

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 ということで、昨日の異変など無かったかの様に、今日もニコは勝手気儘にはしゃいでいました。特に夕方の散歩ではあちこちにワンちゃんが居て、引っ張るし吠えるし飛び掛かるしでしこたま叱られまくったのに、ニコは全然平気。一時的に尻尾が下がることはあっても直ぐにまた元気に引っ張り始め、或る意味全く堪えていません。

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 ね、私の知っているニコは私に叱られたくらいで尻尾を股の間に挟んだり、ましてや腰を落としたまま遁走するような犬ではないんです。それがどうしてあんな反応を見せたのか。判らないことを考えても無駄なんだから無視しようとしても、やっぱり考えてしまいます。勿論答えは出ませんが。

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 という答えの出ない問題も気になりますが、私にはもっと差し迫った切実な問題があります。それはこれからやって来る冬の寒さ。奥さんと結婚した最初の大晦日、年越しを奥さんの実家で過ごし、それじゃぁ近くの神社で初詣してから帰ろうかと二人して歩き始めたのですが、風も強くてもの凄い寒さ。勿論真冬の恰好をしていたのですが、ガタガタ震え通しでした。あれを毎日やるのかと思うと恐怖でしかありません。

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 という訳で、行ってきました、ワークマン・プラス。どうせ真夜中の、たかが30分程度の散歩の為だけのものなので、機能性と価格以外は問題になりません。

 で、今日買って来たのはズボンの上から履ける防寒用のユーティリティーパンツと、素足で履いても暖かいスノーブーツ。就寝直前の散歩なので、着替えたり靴下を履いたりに時間を掛けたくないんですよ。

 これでもういつ寒波がやって来ても怖くありません。ただ、本当は顔と耳にも防寒対策を施したいのですが、耳を覆ってしまうと音が聞こえ難くなって危険なので、まだ方策が立っていません。何か妙案はありませんかねぇ。

ニコ、「満腹になるまで食べさせてくれたら忘れるかも知れません」

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 「早く散歩に行こうぜ」と圧力を掛けるニコです。「奉仕しろ(ナデナデしろ)」と要求するときには前脚を片方だけ持ち上げ、招き犬のポーズを取りますし、オヤツが欲しいときには電子レンジの上を見詰めますし(そこにオヤツが置いてある)、以前と比べたら格段に欲求を表に出すようになりました。そんな姿を見ると、ニコもやっと我が家の一員になってきたなぁと嬉しくなります。

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 但し、先日の「震え」や「唸り」の様に、こちらが理解出来ないことに怯え、思いも寄らぬ反応を示すこともまだまだあります。

 その「震え」ですが、今朝は震えていなかったそうです。そりゃそうでしょうね。じゃぁ私と二人きりのときに震えていた理由は何だったんでしょう。う~ん、判らん。

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 そんな思いも寄らない反応が今日もありました。夕方の散歩の帰り、ニコが道路に落ちていたお菓子の欠片みたいなものの臭いを嗅ぎ、パクッと咥えたので叱ったんです。リードを引っ張り、「ダメ!」って。

 そしたらニコはどうしたと思います? 口に入れたそのお菓子みたいなものを出したんです。言っときますが、私はそんなに強く叱った訳じゃないんですよ。他のワンちゃんと喧嘩を始めたときの方がよっぽど厳しくしているくらいです。それに、実は昨夜の散歩でも何かを拾い食いしたのですが、同じ様に叱り、口をこじ開けて取り出そうとしたのにニコは平気だったんですよ。

ニコ_2021_10_22_4 ハトにロックオン

 何だか様子が変だし、取り敢えずは食べなかったんだから誉めてやらなきゃと、膝を突いて「ヨシヨシ、良い子だ」とナデナデし、再び歩き始めようとしたら今度は尻尾を股の間に挟み、それだけじゃなく腰を落としたまま走り出したのです。今まで見たことの無い怯えよう。殆どパニック状態。

 直ぐにリードをロックし、また撫でてやり、歩き始めると同じことの繰り返し。交差点に差し掛かったので「待て」をさせたら素直に待ち、「よし」を出したらまた尻尾を上げて普通に歩き始めたのですが(犬を落ち着かせるのにコマンドは効きますね)、あれはいったい何だったんでしょう。

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 異変はその一時だけで、後はもういつものニコに戻っています。帰ってきたら電子レンジの上を見詰めてオヤツをせしめ、招き犬ポーズで甘えん坊タイムを催促し(2回も)、ご飯を食べ終わった今は私の後ろのソファーの上で寝ています。

 もう何が何だか訳が判りませんが、ひとつだけ確信を得たのは、ニコは食べ物に絡むことで何かとても強烈なトラウマを負っているということ。「立っている男」と「食べ物」に関して、何があったのかは金輪際判り得ませんが、その負の記憶を上書きして消していくしか解決方法はありません。でも、動物って一度味わった恐怖を決して忘れませんからねぇ。