ちょっと前、ニコに起こった異変のことを書きました。特に何の理由も見当たらないのに突然怯えだし、ガタガタ震えながら私の傍に寄って来るというアレですね。当時環境の変化として考えられたボーロと私の寝室を元に戻したところニコの異変は消えましたが、ひょっとしたら同時期に頻繁に餌を吐き戻していた光圀に私が腹を立てたことが原因じゃないのか、というのが前回までの粗筋です。
あれ以来ニコに異変は現れていませんが、でも結局のところ原因の特定には至っていないのです。で、再び環境を変えてみることにしました。
先ずはボーロを疑惑のボーロに戻すことから始めたのですが、これで起きた変化はボーロを強請る回数が増えたことだけでした。それを確認した後、今度は私の寝室をまた1階に移したのですが、これによる変化は何もありませんでした。お前、お父さんが居なくても寂しくないのか!
ということで、原因の特定とまではいきませんが、やっぱり原因は私にあったんでしょうね。お前は本当に臆病だなぁ。
ニコは最初から臆病でしたが、当初は気を張っていたんでしょう、犬相手にはなにやら王者の風格めいたものを醸し出していました。先代のエルデが弱虫だっただけに、「おお、これぞ私が求めていた犬だ、さすがは犬に揉まれて生き抜いてきただけのことはあると」喜んだものです。それがたった2週間で風格がどこかへ行ってしまい、今では臆病なくせに喧嘩っ早い甘えん坊になってしまいました。これじゃぁまだ臆病で弱虫な甘えん坊の方がマシ。まぁ、これも結局は私の所為なんでしょうけどね。