ミカン、凍える

ミカン_2021_01_29_1

 ミカン(宮川早生)の樹です。常緑樹ながらだいぶ葉っぱが枯れてしまっています。この樹を庭に下ろした当初は冬になると不織布で包んで防寒していたものの、そんなことしなくても大丈夫だと判って以来無防備で放っておいたのですが、さすがに今年の冬は寒過ぎたようです。

 もうひとつマズいことに、本来は11月の末頃に収穫すべき実が、私が寝込んでいたが為に殆ど手付かずで樹に残っているんです。寒さで葉を減らし、収穫されずに体力を削り、今年の出来が心配という以前に、生き残ってくれるかが心配です。まぁ枯れたら枯れたでも良いんですけど。

ミカン_2021_01_29_2

 ということで、遅ればせながら収穫してみました。でもね、小さいけど味は良いんですよ。酸味は強いけどそれに見合うだけの甘味もあり、濃厚な味わい。何年も育てて判ったことは、肥大期に雨が多いと実は大きくなるけど水っぽくて美味しくなく、雨が少ないと小さくて美味しい実になること。どちらにしても皮が薄くて剥き難いんですけどね。

光圀、ライバル現る

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 光圀ではありません。奥さんが職場の同僚から「飼ってくれない?」と言われたという猫です。保護した野良猫が仔猫を3匹出産し、1年近く飼っていたけどいよいよ手に負えなくなって里親を探し始めた内の1匹だそうです。食欲旺盛で甘えん坊な男の子ですって。

 そりゃ私は猫も好きですし、1匹が2匹になったところでどうってことはありませんし、経験上雄猫の方が穏やかで人懐っこい子が多く(鳴き声も雄の方が可愛い)、野獣猫の光圀よりよっぽど良いじゃんと思わないでもありませんが、よりによって黒猫ってのはねぇ… これじゃぁ区別が付きませんよ。

 だったらトライアルということで2週間ほど飼ってみて、「やっぱり我が家では無理な様です」とうっかり光圀の方を返すというアイデアも浮かびましたが、普通の猫だったらまだしも、光圀を押し付けるのはちょっと気が引けます。

 ということで、どなたかこの子を飼いたいという方が居られたらご連絡下さい。光圀でもOKですよ。

エルデ効果、半年で消える

 ちょっとした身体の不調でも、普段当たり前に出来ていたことが出来なくなるのはよくあることです。腰を曲げられなくて杖を使わないとパンツを脱ぐことが出来ないとか、同じく腰を曲げられなくて靴下を自分で履くことが出来ないとか。昨日までの私がそうでした。でももう違います。杖の助けを借りなくてもパンツを脱げますし、奥さんの助けを借りなくても靴下が履けるようになりました。勿論痛みもありません。ということで、腰痛からの完全復活をここに宣言します。

 いや~、ここまで51日間の闘病ですよ。ある意味新型コロナよりも厄介ですね。

 とは言うもののまだ筋力が落ちたままなので、ちょっと無理をすると翌日に腰がバリバリになりますが、これは仕方がありません。筋トレとして明日からはサボっていた家事も少しずつ再開していこうと思っていますが、私に必要なのは散歩なんですよね。なにしろエルデと歩いていた12年間には起こらなかったことが、エルデが居なくなって半年で起こったんですから。どっかにワンちゃん落ちてないかなぁ~ 散歩に付き合ってくれるんならアヒルでもカピバラでも構わないんだけど…

あぁ、また新型コロナ

 山梨でも飲食店に時短営業を要請するそうです。でも、今日も昨日も新規感染者は5人ですよ。たったの5人(東京都の人口に換算すると85人)。1月8日に36人(同じく換算すると612人)になったときには「こりゃヤバいことになったぞ」と思いましたが、そこをピークに順調に減少し続けている今になって、どうしてそんなことをする必要があるんでしょう。補償金で税金も投入することになる訳ですし。

 と同時に、静岡との往来のあった感染者の検体を再検査すると言っていますので、変異種の拡散を心配してのことと思いますが、だとしても今じゃないでしょ。どんなに心配したって変異種はいずれ広まる訳ですし、日本国内で変異が起こらない訳でもないのですから、時短営業とか営業自粛といった最終手段はその時(感染拡大)まで温存しておいた方が良いのに。

 国は国で入院拒否した感染者や追跡調査に応じない人に罰則を科そうとしているみたいですが、それを言うんだったら先ずは検査を拒否した人に対してでしょ。それに、入院を拒否したり調査に応じない人が居ることは確かでしょうし、そういうことが感染を広げるのも確かでしょうが、じゃぁいったいそういう人がどのくらい居るんでしょう。私に限って言えば今までそういう数字を目にしたことはありません。逆に言えば感染拡大を防ぐ方策をそのくらいしか思い付かないということでしょうけど。

 今日の山梨の地方紙にこんな一文が載っていました。「もし行動歴調査で虚偽の答えをした人に罰金が科されるのなら、国会で118回も虚偽答弁をした前首相と、それを追認した現首相を罰してからにすべきだろう」。私としては罰則規定を設けるのには賛成ですが、正に至言。

 私は思うのですが、感染がこんなに爆発的に拡大した原因は、勿論GoToの影響もあったでしょうし、季節的要因もあったでしょうが、根本的には濃厚接触者の定義が甘かったからなんじゃないでしょうか。現に或る施設で感染者が出て、濃厚接触者を検査したら全員が陰性だったけど、施設側が独自に全員検査したら陽性者が出たという報道がありましたから(勿論、この陽性者が最初の感染者から染されたとは限りませんが)。

 しかしながら、山梨の様な規模の感染者数なら追跡調査によるキャリアの洗い出しは非常に効率的ですが、規模の大きい地域ではもう不可能でしょう。だからこそその資源を広範囲な検査に振り向けるべきなんです。プール方式で地域住民全員の検査をしようという広島の考え方を国も見習うべきなのですが、特措法の改正くらいしか思い付かない連中には無理かな?

野菜、-7℃を乗り切る

 昨日から腰の状態がだいぶ良くなってきて、もう少しで普通の生活に戻れるような気がしています。でも、な~んか治り方のスピードがいつもより遅いんだよなぁ~ 痛みの核心的な部分も残ってるし。例えば筋膜の炎症は治まってきたけど、まだ癒着が残っているみたいなことなんでしょうか。

 まぁよくは解らないけど、調子が良くなったので調子に乗って畑へ収穫に行きました。勿論奥さんのサポートを受けてですが。でもどうなんでしょうね、最低気温がー7℃なんて日もありましたし、何の防寒対策もしていない野菜達がどれだけ生き残っていることやら。

白菜_2021_01_16_1

 白菜はこんな感じ。

キャベツ_2021_01_16_2

 キャベツも酷い凍傷を負っています。

大根_2021_01_16_3

 大根に至ってはこの有様です。

収穫_2021_01_16_4

 でも、意外なことに殆ど凍っていないんですよ。白菜やキャベツは外葉を剥けばこの通り綺麗な状態ですし、長ネギは凍った様子が全くありません。さすがに大根は地上部が凍ったものもありましたが、地下に潜っていた部分は食べられますし、これなんか触った限りでは凍った雰囲気がありません。まぁ大根に関しては切ってみなければ本当のところは判りませんが、これだけデカければ多少破棄しても十分に利用価値はあります。

 ということで、土の上に出ているものは全部融けて無くなっているんじゃないかと危惧していたことを考えれば、上出来でしょう。

霜降りホウレン草_2021_01_16_5

 もう少し腰の状態が良くなったらこの霜降りホウレン草も収穫しましょう。寒さに当たって美味しくなっている筈です(茶色く見えるのは風で飛ばされてきた落ち葉です)。って言うか、雪が融けずに残っているということは、ここは陽が当たっていませんね。まぁ、こんなに長く畑に置いておく予定じゃなかったんだから仕方が無いのですが。

雪、降ってもエルデが居ない寂しさよ

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 雪が降りました。最終的に4㎝まで積もりましたが、カッサカサに乾いた空気を暫くの間は潤してくれるでしょう。

 サラサラでフワフワの雪を踏みしめると、「あぁ、エルデが居たら喜んだろうになぁ」と思ってしまいますが、逆にエルデが居ないので雪掻きをしなくて済むのは助かります。一刻も早く庭を乾かさないと、エルデを庭に出す度に家の中がザラザラになりましたから。

雪_2021_01_12_2

 だからこの程度の雪なら風情があって良いくらいのものですが、唯一、寒さに弱いビワの幼果がダメになってしまわないかが心配です。

 ところで、私の腰は現在快方に向かってその歩をゆっくりと進めている途中で、ベッドに戻るようなことはもうありませんが、過剰に腰の筋肉を疲れさせないよう、時々ソファーで横になったりしながら徐々に生活を元に戻しているところです。で、昨日は殆ど横にならなかったので、今日はちょっぴり痛みが戻っていたのですが、雪の降る中を奥さんと2人で食料品の買い出しに出掛けました。杖を突きながらソロソロと。

 私が使っている紅茶葉がいつものスーパーに無いので先ずはちょっと遠くのスーパーへ行き、両方のスーパーの価格なんかを比較しつつ食材を吟味していたのですが、突然私の後ろで老人が奥さんに向かって謝り始めたのです。驚いて反射的に後ろを向こうと身体が動いた途端に腰に激痛が…

 いつもなら痛みは一瞬で消えるのですが、このときは暫く動けませんでした。八つ当たりだということは解っていても、可能ならばそのジジイに蹴りの一発も入れてやりたいところですが、悲しいかな身体が動きません。そしてその痛みは今も続いています。これで悪化していなければ良いんですけどねぇ。

ピヨコちゃん、マスクを頭に被って感染予防

 また緊急事態宣言が出てしまいましたが、この爆発的な感染者の増加はどうしたことなんでしょうね。山梨でも昨日、新規感染者35人という過去最高記録を叩き出しましたし、それよりなにより、これまでは遠くの大学や病院や飲み屋で発生したクラスターが数を稼いでいただけだったのが、今日になって奥さんの職場の近くで感染者が2人出たという情報も入ってきましたし、いよいよウイルスが身近に迫って来たなという怖さがあります。たった35人で大袈裟なと思われるかも知れませんが、大都市とは人口も密度も全く違いますからね。

 新規感染者が増えるのか減るのかは1人の感染者が何人に感染させているか、実行再生産数を見れば判ります。現在の実行再生産数は1.18程度。8割おじさんがシミュレーションに使った数値が1.1なので、東京で3月には7000人/日というシミュレーション結果よりも増えることになるのですが、去年の4月には2.27なんていう時期もあったことを考えると、年末年始で検査数が減ったリバウンドがあるにしてもこの増加率は尋常ではありません。

 要するにサイレントキャリアが広く存在するようになったということでしょう。大都市圏での陽性率が10%を大きく超えているのですから、検査数が全く足りていないんですよ。まだ余裕のある山梨では濃厚でない接触者にも検査を広げるということで、十分ではないにしても半歩くらいは前進しますが、既に感染者数が保健所のキャパを超えてしまった他県では追跡調査を行わないという事態にまでなっていて、こうなってしまうともうお手上げです。

 まぁ、緊急事態宣言が出されようがされまいが、政治家が会食しようがしまいが、そんなことは関係ありません。我々に出来るのは感染の可能性を可能な限り下げることしか無いんですから。でも居るんですよね、未だに「身近に感染者が居ないから実感が湧かない」とか、「外出するなとハッキリ言ってくれれば自粛するのに」なんて言ってるアホが。お前等は犬か。エルデなんか私が冷凍庫からアイスを取り出した途端にお座りして待ってたぞ。

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 という我が家に新しい家族が出来ました。ピヨコちゃんです。奥さんが職場から貰ってきました。勿論チキンラーメンのマスコットキャラですが、頬っ被りしたコソ泥、若しくはパンツを被った変質者といった風情故か、光圀との距離は微妙です(ビビって自分からは近寄れないんです)。

光圀、正月を満喫する

 明けましておめでとうございます。年末の料理で発生した筋肉痛で2日間はかなり腰が痛かったのですが、新年は家から一歩も出ずにのんびりグダグダしていたお蔭で、今日になったら筋肉痛だけは解消されていました。

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そんな訳で、普段は夜になるまでケージの中に閉じ込めている光圀も、朝から自由にさせてやりました。そりゃ勿論私だって猫を檻の中で飼うなんてことは嫌なんですが、今でこそ歳を取って太って多少は動きが遅くなったものの、目にも止まらぬ速さで駆け回る、その気満々の野獣猫を脱走させないようにすることなど不可能で、だから我々が出入りする時間帯はケージに閉じ込めているんです。もしも光圀が野良になったら絶対に生きていけませんからね。

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 と言う訳で、外の世界を知らない光圀は飽きもせずに窓の外を眺め続けていました。鳥の鳴き声がしたりするとそれを追い掛けてみたりして。ってお前、鳥の鳴き声なんか毎日聞いているだろ。お前がサッちゃんやタレちゃんみたいに穏やかで、お父さんの後をついて歩く様な子だったら、お互いに楽しく生活できるのになぁ。