あまり人間に興味を示すことのないニコが、自分から誰かにこんなに近寄るのは本当に珍しいことです。と言ってもこの方はユウキ君という雑種犬を飼っている、エルデの時代からの犬友達のお婆ちゃんで(だからこそ私もニコを自由にさせているのですが)、ニコだって初めて会う訳ではないのですが、大抵はユウキ君を連れているので近寄らせることはなく、まぁ初対面みたいなものとも言えます。
私が親しそうにおしゃべりしてるから安心したというのもあるでしょうが、やっぱり人間にも飼い犬の臭いが纏わり付いているんでしょうか。私にもニコの臭いが? 嫌だなぁ~
そう、ニコももうちょっと人間に興味を示せば良いんですけどね。エルデと違ってニコは万人受けする様な容姿ではありませんが、結構「可愛い~」とか「カッコ良い~」とかの声が掛かるんです。中にはナデナデしようとしてくれる人も居るのですが、ニコが不愛想で素っ気ないのでアイドルになれないんです。
ニコがもう少し人間に興味を示せば、ナデナデしたいと思う人がもっと出てくると思うんです。なにしろ暇な学生がワンサカ居る大学構内を毎日歩いているんですから。そういう経験を積み重ね、ニコが「ああ、人間って怖くないんだな」と気付いてくれたら嬉しいんですけど。
昨日は大根の、そして今日は春菊とホウレン草、小松菜の種を蒔いてしまいました。既に大幅に遅れているので急がなければならないのは勿論なのですが、明日から雨が続くという予報が出ていて、そうなると更に遅れが拡大してしまうので、何としても今日中にと必死こきました。単に種を蒔くだけならそんなに時間は掛かりませんが、ダイアジノンを土に混ぜ込んで畝立てしてからの話なのですからそれはもう大変です。
でも、雨が続けば水遣りの必要が無くなりますから、その点では助かります。それに一連の種蒔き騒動はこれにて一段落。残るエンドウの種蒔きと玉ネギの定植までには暫く時間がありますので、これでやっとのんびり出来ます。
で、問題だったのが大根の種蒔き。古くからの格言として「大根百耕(だいこんひゃっこう)」というものがあります。これは「大根を育てるのなら百回耕して、土を軟らかく解して石等の異物を取り除きなさい」という意味で、異物や土の塊があると変形してしまう大根を真っ直ぐ育てる為の教えなのですが、ここは3回くらいしか耕してありません。あと97回も耕していたら来年になってしまいます。実際にはそこまでムキにならなくても、根腐れさえ起こさせなければそんなに大きく変形することは無いのですが、さすがに今回は状況が酷すぎます。
さてどうしたものかと思案を巡らせた結果、私は画期的な栽培方法を思い付いてしまいました。大根は真っ直ぐ伸びた主根が肥大して出来るものです。だったら主根が伸びる部分の土さえ解されて異物が取り除かれていれば取り敢えず変形はしない筈じゃん、て。
大根は40cmくらいの長さになりますが、その内地下に伸びるのは20cm程度。そこで深さ30cmの穴を掘り、篩に掛けたサラサラの土で埋め戻したところに種を蒔いたんです。どうです、実に合理的でしょ? もう大根百耕なんていう時代ではありません、これからは大根三耕+穴掘りの時代です。って、どんな結果になるかはこれからのお楽しみですが。
本日までの散歩14,469歩、距離10.36㎞、累積1,285.349㎞