これは昨日の富士山です。曇り空をバックに、雪化粧が剥がれた黒い富士山。どうしてこんな富士山を撮ったかと言うと、その前日の出来事をご紹介したかったから。
それは真夜中の散歩中のことでした。クンクンしているニコを待ちながら何となく夜空を眺めていたとき、南の低い位置に不自然な光の連なりを見付けたのです。あれは何だろうと目を凝らすと、暗闇とは言え満月間近の月光に照らされた富士山のシルエットがボンヤリと判り、光はその稜線に沿って列になっているんですね。そう、恐らくは問題になっている弾丸登山者の群れなのでしょう。馬鹿な連中。
今年から山梨県は混雑して危険な状態になったら登山者を制限するなんて言ってますが、そんな生温いことやってないで、ちゃんと五合目にゲートを作り、入山料を払わない登山者、半袖短パンにサンダル履きの登山者、山小屋に宿泊予約していない登山者は全員追い返せば良いんです。そういう連中がゴミを捨て、焚火をし、トイレに泊まり、高山病や低体温で迷惑を掛けるんですから。霊峰だ、世界遺産だと言うのなら、それなりの敬意を要求したってバチは当たらんでしょ。私は登りませんけどね。
本日までの散歩13,457歩、距離9.635㎞、累積3,199.212㎞