今日は奥さんが家に居るので、電話番をさせて私は畑へ。
とにかくこれを何とかしないと。最初に種を蒔いた(つまりはオケラに荒らされなかった)白菜はもうこんなに大きくなって、一刻も早く間引かないと後々の生育にも影響しかねませんから。
最初に種を蒔いた(しつこいようですが、つまりはオケラに荒らされなかった)キャベツもこんな状態。白菜もキャベツもアブラナ科。アブラナ科の野菜は生長が速いので、密生させた状態にしておくと互いの生長を阻害し合ってしまいます。
それぞれを間引いて1本立ちさせ、ついでにナメクジとコオロギ用のトラップを仕掛けて取り敢えずの作業は終了。間引いた苗に小さなヨトウの幼虫と思われる虫が1匹たかっていたので(勿論それは捕殺)、明日にでも農薬を散布しておきましょう。
そして緊急性は無かったものの、長ネギに土寄せもしておきました。これから長ネギはいよいよ成長期に入りますが、秋の長雨の時期にも重なり、土が濡れると土寄せ出来なくなってしまうので、出来るときにやっておいた方が良いですからね。
で、最後に大根と春菊の種蒔きです。大根は放っておいても発芽しますが、春菊は覆土が薄いので乾燥防止に不織布をベタ掛けしておきます。但し、大根の畝には直ぐにカブとラディッシュの種も蒔き、防虫ネットでトンネルを掛けなければなりません。大根もカブもラディッシュもアブラナ科。虫除けしておかないと発芽すらも難しいですから。
という具合に畑仕事を終え、家に帰ってから庭でミカンの枝を支柱に縛り付けていると電話が鳴りました、「盲導犬協会さんです」。来た~と思って走ったけど電話番の奥さんが出たのでお任せすることにしました。日曜日に掛けてきたということは、本当に家に居るのかの確認ではなかったんですね。
後で奥さんの話を聞くと、要はどんな生活をしていてどんな風に犬を飼っていたかのか、どんな犬が良くてどんな風に暮らそうと考えているのかを知りたかったみたいです。エルデが初めて飼った犬なのか、エルデはどんな性格だったのか、吠えたのか、攻撃的だったのか、そもそもどうやって手に入れたのか、どんな躾をしたのか、何歳から大人しくなったのか、最後はどうだったのか、光圀はどうして飼い始めたのか、仲はどうだったのか、股関節形成不全であっても良いか、ゴールデンとラブではどっちが良いか、雄と雌ならどっちが良いか等々、随分と根掘り葉掘り訊かれたみたいです。
そんな質問の中に、「休日はエルデと一緒にお出掛けしたのか」というものもあったそうですが、奥さんは河口湖のペンションでエルデが不穏になった話をして、「だから以降は旅行に連れて行かなくなりました」と答えたそうです。バカですねぇ、旅行には行かなかったけど、お花見や紅葉狩り、もっと言えば車に乗せて遠くへお散歩しに行ったりしてたのですから、そういう話をすれば良かったのに。
でも、現時点で60組の待機者が居るそうですし、出来れば股関節形成不全でない雌のゴールデンが良いと言ってあるので、そう簡単には回ってこないでしょうね。去年3月の時点で活動している盲導犬はたったの928頭。盲導犬の活動寿命が約10年ですから、年間93頭の盲導犬がデビューしていることになります。候補生の内で盲導犬に成れる確率が3~4割だそうなので、仮に35%として年間173頭のキャリアチェンジ犬が発生していることになりますが、89%がラブなので、ゴールデンは19頭。そりゃ173頭を60人が待っていると考えれば期待は出来ますが(「ラブはダメという訳ではない」とも言ってあります)、我が家は休日に犬を連れてお出掛けもしない様な家庭ですからねぇ…