光圀、猫らしくなってくる

 保護した当初はクマのぬいぐるみみたいな顔をしていた光圀が、鼻(マズル)が出てきて、目も真ん丸な時だけではなくなり、だんだん猫らしい顔になってきました。

 姿だけでなく、仕草や行動も。口の周りに付いたミルクを舐め取れず、その口髭を生やした様な姿から、女の子にもかかわらず「光圀」などと呼ばれているのに、今では餌の後にはちゃんと自分で綺麗に舐め取り、その上前脚で顔を洗うようになりました。後脚で身体を掻こうとすると、バランスがとれずにひっくり返っていた子が、今では一人前にカジカジしてますし、毎日のようにシャンプーされてジタバタ暴れていた子が、今では自分で身体を舐めて綺麗にしていますし、日々成長しているんですねぇ。さんざん走り回った後で、私かエルデに張り付いて眠る姿も、まるで猫みたい。

 私が最後に飼っていた猫のタレちゃんは、恐らく生後1ヵ月のときにやってきたのだろうと思いますが、それだってもう21年前にのことですから、仔猫がどんな生き物だったのかを忘れてしまっているんですね。だから、その後ずっと一緒に生活してきた大人の猫のイメージをリファレンスとして判断してしまい、だから「光圀は変な猫」ということになってしまうのかも知れません。考えてみれば、今年中学に入った私の甥っ子だって、ご幼少の砌は十分に変な生き物でしたからね(最近会っていませんので、今は変でないかどうか知りませんが)。

 タレちゃんもよくやってくれていましたが、光圀も私の毛繕いをしてくれるようになりました。私の身体をよじ登り、肩に乗って髪の毛を舐めるのです。それは嬉しいけど、耳の穴の中にまで鼻を突っ込んで舐めようとするのは止めて。くすぐったくてたまらん。

 

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