干し柿を作る

 玉ねぎ用の畝を作ろうと畑に向かって歩いていると、ご近所さんが庭で干し柿を作っていました。我が家の近辺は昔からの農家も多く、庭や畑のあちこちに柿の樹が在り、この季節、ベランダに干し柿をぶら下げているお宅も結構目にします。何年か前から私も作ってみたいと思っていたのですが、我が家には柿の樹は無く、買ってまで作ろうとは思わないし(柿も干し柿も、実はそんなに好きではない)、カツオ君じゃあるまいし、いい歳こいた大人が柿泥棒というのも何なので、毎年「作ってみたいな~」で終わっていたのです。もうひとつ、本職の干し柿生産者とは違い、硫黄で燻煙して殺菌するというわけにもいかないので、カビさせてしまうのが心配だったという面もありました。

 それで、ご近所さんに作り方を聞き、ついでに柿をおねだりし、とうとう干し柿初体験です。頂いた柿は13個。調理師でもある私にとって皮剥き自体は何でも無いことなのですが、一気に13個の柿を小さなペティナイフで剥くと手が疲れます。その前に畑を耕していたからということもありますが、たった13個でこれですもの、沢山作るご家庭は大変ですよ。ホームセンターに行くと柿剥き機と称したオモチャみたいなものが売られていて、「皮剥きくらい包丁でやれよ」とバカにしていたのですが、誰かがあれを購入しているところを目にすることがあっても、今後は温かい眼差しを送ろうと思います。

 皮を剥いてしまえば、後は紐で縛って吊るすだけ。どのくらいの期間干しておけば干し柿になるのか知りませんが、今から結果が楽しみです。どうかカビが生えませんように。

 

柿_2011_11_09_1 今日は柿の3変態。明日外に干します。

柿_2011_11_09_2

柿_2011_11_09_3

 

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