光圀、エルデの餌になる

 光圀が自らエルデの餌皿に入り、己の身体をエルデに捧げました。右端に写っているピンク色のものは、舌なめずりしているエルデの舌です。

光圀_2011_11_15_1 美味しく食べてね

 光圀はエルデが食べているものに興味深々で、エルデがキャベツを食べていればキャベツに、氷を食べていれば氷に、そして当然、餌を食べていれば餌に、「俺にもよこせ」とばかりに突進します。犬が何かを食べているときにちょっかいを出すのは実は非常に危険な行為で、犬の世界では獲物を横取りできるのは自分より上位の者だけですので、食べ物だけでなく地位も奪われると解釈され、これを支配欲の強い犬に対してやると、「おーし、やってやろうじゃないの」ということになるわけです。世の奥様方はよく、「餌をやってるのは私なのに、私の言うことなんか全然聞かない」という発言をしますが、下位の者が上位の者に食べ物を譲るのは犬の世界では当たり前のことなので、餌をやるだけで犬の服従は得られません。

 そんな訳で、エルデの餌皿にちょっかいを出す光圀を最初は心配していたのですが、支配欲なんか欠片も無い心優しいエルデ姉ちゃんは、唸ることすらせず、迷惑そうに餌を食べています。そして今日、餌を食べ終わって器の残り香を楽しんでいたエルデを押しのけ、光圀が餌皿への登頂を成功させました。光圀が現れてからエルデが甘える回数が増えたような気がしますが、エルデも辛い日々を送っているんでしょうね。

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