せっかく暑い中を頑張って歩いてくれたのですが(27℃を超えましたが、意外に平気そうでした)、今日は畑が忙しいので、エルデの話題はカットさせて頂きます。話題たって、ヘラヘラ歩いてクンクンしているだけですから。ただ、今日も「サツキをバックにエルデの自然な姿を写真に納めよう」計画への協力が得られなかったことだけは申し添えておきます。
ということで、今日は本当に忙しいんですよ。
先ずはミニトマトの苗を植え付けます。今年のトマトの植え付けはこれで終わり。結局今年のラインナップは大玉トマトの「麗夏」×2、「ホーム桃太郎」×2、「もぎたて大玉トマト」×2、中玉の「レッドオーレ」、小~中玉の「ぜいたくトマトミニ」、そしてミニトマトの「ミニキャロル」、「シュガーミニ」、「とにかく甘いミニトマト」を各1本ずつとなりました。
次いでジャガイモ(男爵)の霜除け用不織布トンネルを外し、伸び放題になっていた雑草を始末した上で芽掻きと土寄せを行いました。
トンネルを外して初めて判ったのですが、幾つかの株にアブラムシが大量繁殖しています。勿論駆除したいのですが、これが簡単ではないんです。先に桃にアブラムシが大量発生していることを書きましたが、オルトランで殺せず、モスピランで殺せず、最後にはスミソンまで使いましたが、未だに元気に繁殖を続けているくらいですから。どうしたもんでしょうかねぇ… 吸汁性害虫は駆除が難しいんですよ。
さて、いよいよ本日のメインイベント、スイカ用の畝を完成させてしまいます。と言って実はここ、只のスイカ用畝ではなく、腐葉土作成実験場でもあるのです。剪定ゴミや庭の落ち葉をここで自然の力を借りて腐葉土にしようという実験です。去年もアイデアは有ったものの忘れて普通にマルチを張ってしまい幻に終わったのですが、この1年の間にアイデアを更にブラッシュアップすることが出来ましたので、忘れっぽいのも無駄ではありません。
腐葉土の原料を集めて粉砕するのはとてつもなく大変でしたが、理屈は簡単です。大量の粉砕済み枯葉を地面に敷き詰め、後は地中の微生物に分解してもらうだけ。但し、枯葉を分解してくれる糸状菌等は嫌光性で好気性、つまり紫外線を遮断しなければ働いてくれないので、この上からマルチを張らなければなりません(そうしないと枯葉が風で飛ばされてしまいますし)。そこで登場するのがひとつ目のアイデア、畝の上に作った丸い丘です。苗を植える場所に枯葉が積もっていると土とマルチの間に空間が出来てしまい、結果的に深植えしたのと同じことになりますから。
そしてマルチを張れば完成なのですが、ビニールマルチでは第二の条件である好気性、つまり酸素を供給することが難しくなります。去年は苗の植え付け穴で賄ってもらおうと考えていたのですが、ここで登場するのがふたつ目のアイデア、防草シートです。これなら酸素だけでなく水分(雨)も供給出来て一石二鳥。土の補水は枯葉がやってくれますし(枯葉は風に飛ばされさえしなければ立派なマルチなのです)、スイカにも優しい作りになっています。
という目的があったのでもっと早くこの作業をしたかったのですが(枯葉が分解される時間を少しでも稼ぎたかった)、雨が降ってくれずに今日まで延び延びになってしまいました。でも、後は1年間待つだけ。来年の今頃、またスイカ畝を作るときに防草シートを剥がし、この枯葉がどうなっているかを確認するのが楽しみです。