さ~て、今日はお楽しみの冷やし中華です。いえ、冷やし中華が楽しみなんじゃなくて、一昨日初収穫した地這いキュウリの味見の方。スーパーで売られているのも、苗を買ったり種を蒔いたりして育てたのも、手に入るキュウリが全て臭くて、最後に望みを託した地這いキュウリと四葉キュウリ。鳥に苗を全部ダメにされて四葉キュウリの収穫は成りませんでしたが、やっぱり鳥に苗をダメにされ、4回目の種蒔きでやっと収穫出来た地這いキュウリ。どんなにこの日を待ち望んだことか。
が、臭いんです。切っている最中から臭いことは判っていましたが、食べてみるとこれまでの臭いキュウリには無かった別の臭さが加わっていて、最強の臭さ。あぁ、何ていうことでしょう。
今日、この最強に臭いキュウリを食べていて気付いたのですが、臭いキュウリの臭さはホルマリン臭を思い起こさせる臭いなんです。毒性の強い薬品の臭いが漂うキュウリを、そりゃ食べる気になんかなりません。確かに他人が当たり前に食べているキュウリが臭くて食べられないとなると、どうしても私自身の臭覚、ひいては脳の異変を疑ってしまうのですが、キュウリ以外の数多の物の臭いに変化が無いのですから、原因はキュウリ側に在ると考える方が自然でしょう。
来年もう一度四葉キュウリを作ってみますが、結果を知るのが何だか恐ろしい様な気もします。あぁ、どうしたものでしょう。ほんの数年前までは当たり前に在った、あの爽やかな香りのキュウリはもう手に入らないのでしょうか。冷やし中華のキュウリ、棒棒鶏のキュウリ、手巻き寿司のキュウリ、糠漬けのキュウリ… キュウリが無かったらこの世の中の楽しみの2.8%は消えてしまいます。こうなったら次はキューカンバーか?
という悲しい出来事で始まった一日ですが、悲しんでばかりはいられません。今日こそは畝を作ってしまいましょう。と、その前に、土が豊富に確保出来る内に長ネギに土寄せしておきましょう。
で、土寄せしていて気付いたのですが、この2条植えというのは作業性が非常に悪いですね。条間の雑草を抜くとか土を耕すとか土を盛るといった作業は全て葉の上から手を伸ばしてやらなければならないのですが、条間20㎝程度では葉が重なり合うので葉を折らないようにするのに神経を使いますし、畝周りの土を掘って土寄せに使うと相対的に長ネギの背が高くなる訳で、作業自体が段々やり難くなっていきます。土寄せに使う土の量を減らせるかと思ってこうしたのですが(理論的には2/3に出来る筈)、来年からはまた1条植えに戻しましょう。
ということで、コントラストが低くてよく判らないとは思いますが、畝を2本作りました。左側の細い畝には玉ネギを植えるのでまだマルチを張らなければなりませんが、右側の太い畝は春菊や小松菜等の葉物野菜に使うので直ぐにでも種蒔き出来ます。って言うか、直ぐにも種を蒔かなければならないのですが、隣にもう1本、大根等を作る畝を作ってから一緒に蒔くことにします。
気温自体は昨日と殆ど変らなかったのですが、湿度が10%も下がったので随分と涼しく感じます。じゃぁ今日も大学コースかと言うとそうもいきません。注文しておいたピザを取りに行く時間が迫ってきてしまったのでノンビリしていられないのです。な、エルデ、人間の愛情なんてそんなもんだよ。
そんないい加減な散歩の途中、コムギちゃんに会いました。前回会ったときにはエルデに歯を剥き出しかけていましたが、今日は遊ぼう遊ぼう攻撃です。私や奥さんにもじゃれついていましたし、私が触るのも許してくれました(前回は逃げた)。たった2ヶ月で凄い変わり様。思春期の不安を抜け出したのでしょうか。まぁ、距離を保っていてくれた分、エルデには歯を剥き出していたときのコムギちゃんの方が安心出来るみたいですが。