ニコ、お前もか!

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 ここに越してきて15年くらいになるんでしょうか。今ではだいぶ潰されて宅地になりましたが、それでもまだそこここにブドウ畑や空き地が在り、犬を散歩させるには、特に所構わずマーキングする様な犬を散歩させるには理想的な地域です。

 ただ、こんなところを歩かせると被毛に雑草の種が絡み、エルデのときは散歩の度にそれを取り除かねばならず大変だったのですが、短毛で直毛だかからでしょうか。ニコはこれまでそれらしきものを付けてきたことは一度も無く、非常に助かっています。

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 ところが今日、朝の散歩中にニコが後足を気にして咬んだりしていたので、何が起こったのかと確認してみると、どうやらこれが貼り付いているのが気になっていたようです。

 散歩から帰り、雑巾で足を拭くと雑巾側にくっ付いてきて、ニコの身体から取るのは簡単なのですが、雑巾から剥がすのはなかなか大変でした。何じゃこれはとグーグルレンズさんにお伺いを立てると「枝豆」と言われてしまいましたが(確かにサイズ感が判らずにこれは何だと訊かれたら、枝豆と答えるのも分らんではありませんが)、何なんでしょうね、これは。

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 足を咬んでいたニコが「ウェ~」って顔をしていたので、苦いかなんかするんでしょうね。ニコの為にそれを確かめようとは思いませんでしたが。

 ということで、ニコ、お前にも貼り付く種があるってことが判ったんだから、もう藪の中に入るのは禁止ね。お前の身体から取るのが簡単でも、雑巾から取るのが大変だったら同じことなんだから。それに、マダニも心配なんだよ。いくら駆除薬を飲んでいたって、吸血されてしまえばSFTSになりかねないんだからね。

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 夕方の散歩で富士山が冠雪しているのに気付きました。2回目の初冠雪。やっぱり富士山は雪化粧していないと。黒一色の富士山なんてボタ山と一緒。

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 で、2回目の新型コロナワクチン接種から2日目です。接種箇所の痛みは更に強くなりました。体温は6度台に戻りましたが、インフルエンザのときの様な、身体が痛い様な切ない様な、あんな感じがまだ抜けません。と言って、大した症状ではありませんが。

 それで、畑では特に左腕を使わずに済む草むしりに専念しました。早くしないと本当に何も育てられなくなりますからね。畝間2本を除草し、う~ん、気持ち良い~

 と、そこに悪魔の声が聞こえてきたんです。「準備なんかしなくたって、ここにマルチが張ってあって、しかもトンネル支柱まで刺さった畝が在るじゃないか」って。あぁ、何と甘美な響きでしょう。まぁ、去年も1度やってる訳ですし、ここは枝豆の跡地で条件は良いんですよね。内なる天使とも相談してみましょう。多分賛成してくれるとは思いますが。

エルデ、時刻設定の出来ない目覚まし時計

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 今日もエルデに起こされました。ベッドの上に登ってくるんです。体重35㎏がベッドに飛び乗る振動だけでも十分な目覚まし効果なのに、身体を踏まれるんですからとても寝ていられません。そして、「今日」と書いた通り、これが最近は頻繁に繰り返されているんです。

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 ベッドに登ることは禁止しているのですが、花火や雷の音に怯えて助けを求めてくる場合は許すことにしました。以前はこれも禁止していたのですが、不安を和らげてやるのだって飼い主の務めじゃないかと思うようになって(本当は良くないんですけどね)。でも、最近のはどうも違うんです。エルデを怯えさせる要因が明らかに何も無い状況で登ってくるんですから。

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 で、今日、ベッドの上で尻尾をブンブン振っている姿を目にしてやっと理解出来ました。遊んで欲しいんです。朝の5時からテンション上げてんじゃない! 人間としては「怖いんなら傍に居て良いよ」の積りで例外的に許していたのを、犬は「あっ、ベッドに登っても良いんだ」と都合良く理解したんでしょうね。考えてみれば当然のことなのですが、それが犬ってものです。勿論叱って蹴落とし、2度と登らせませんでした。

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 と、ここまでの話を読んで、「あんたが目を覚ます前に花火が鳴ったのかも知れないじゃない」と思った方も居られることでしょう。実はエルデがベッドに登る前から目は覚めていたのです。だって、先に目が覚めちゃって退屈だったんでしょうね、部屋の中を行ったり来たりして足音を響かせたかと思えばドタンと倒れ込み、また起き上がっては行ったり来たりした挙句、顔の前でハァハァと暑く激しい息をされてごらんなさい、花火なんか鳴らなくたって目は覚めますよ。エルデ、まさかボケちゃって徘徊してるんじゃないだろうね。

エルデ、「どうかしましたか?」

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 ドッグラン2号店として使わせてもらっているブドウ畑の奥の方で作業していた管理人さんにエルデが気付き猛ダッシュ。湿ってヌルヌルする土の上を引っ張られて、後を追う私は転ばないようにするのに必死です。

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 いつもなら管理人さんが遠くに居る場合は素通りさせるのですが、お会い出来る機会は意外と少なく、可能な内に逢瀬を重ねさせてやろうと親心を出したのが失敗でした。それでもお互いに嬉しそうだからまぁ良いのですが、エルデに跳び付かれて管理人さんは泥だらけになっていました。

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 興奮したエルデは私にまで跳び付いてきましたが、勿論私は避けて無事です。エルデ、そんなことしていると嫌われちゃうぞ。それでもこういうことがあると、その後の散歩をルンルンで続けてくれるので、ヘタな芝居までして気分を盛り上げようとしなくても済むので助かります。

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 基本的に下を向いて歩くエルデが(地面の臭いに神経が集中しているので)、ルンルンだと顔を上げることが増えるのでカメラマンとしても助かります。

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 そうそう、そういう表情が欲しいのよ。お父さんに集中して歩けとは言わないから、時々はポーズを決めてくれると助かるんだけどな。

 

 昼間、2階の寝室にエルデが上って行きました。陽当りが良くて暖かいからでしょうが、禁止されている私のベッドで寝ているんじゃないかという疑惑もあり、洗ったエルデの毛布を干すついでにカメラを持って犯行現場に踏み込むことにしました。

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 な~んだ、自分のベッドで寝てるんだ。良い子だけどお父さんはちょっとガッカリしたよ。

エルデ、可能性を追い求める

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 2回目に種を蒔いた枝豆が収穫期を迎えました。先ず6株を収穫しましたが、内2株は殆ど生長していなかったので、実質4株です。莢の数もまずまずで、良い出来と言えると思います。

 ただ、この品種(タキイ:福獅子)、豆が小さい感じがします。甘味はあって美味しいとは思うのですが、香りが弱く、来年もこれを育てるかと言われれば「否」と答えるしかありません。

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 その枝豆を収穫する都合上、サツマイモの片側だけ蔓返ししました。土が乾いていた所為か、新たに地中に潜った不定根はありませんでした。ってことは、スイカの蔓に偶に発生する不定根も、品種ではなく、その年の雨量に影響されるということでしょうか。因みに、今年のスイカの蔓に不定根は生えていません。

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 キュウリ2号が大きくなり始めたので、1号の蔓を1本切って生長スペースを空けてやりました。で、思い出しました。早く3号の種を蒔かないと。

 

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 エルデはまたムギちゃんの居場所を覗いています。お前も会いたいのか? そうなんですよ、あの日以来ムギちゃんに会えないので、私も残念で。普段はどこに居るのか知りませんが、ムギちゃんがここから通りを行き交う車や人を眺めるのが好きだと知っているんだから、せめて我々の散歩時刻にだけでも繋いでおいてくれれば良いのに。

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 それはそれとして、最近エルデが私のベッドに上るようになって困っています。そもそもベッド禁にしたのはあちこちにそうしろと書かれていたからだけで、だから花火や雷の音に怯えたときには許していたのですが、これがいけませんでした。当初は花火でも鳴ったのかと考えていたのですが(なにせこちらは眠っているので)、積み重なる内にそうでないことは当然判ります。これもあちこちに書かれている通り、一貫した姿勢で臨まなければ犬はどんどん付け上がるんですよ。

 特に理由が無いのなら許してやったって良いじゃないかという話もありますが、今では立派な理由が幾つも在るのです。邪魔、重い、痛い、暑い、臭い、眠れない、ベッドが毛だらけになる…

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 勿論、上ろうとしているときに気付けば叱りますし、上ってしまったときには下りるよう命令しています。なので上ってはいけないということは理解している筈ですし、私の命令には従うのですが、それでも尚上ろうとすること自体が困りものなのです。

 とは言うものの、懲りもせずに花火が鳴っているときにはまだ許している私が一番いけないんですけどね。じゃぁなに、怯えて助けを求めてきたエルデを蹴り落とせとでも言うの? バカな飼い主にはバカな犬しか育てられないってことですね。

エルデ、慌てていて水を飲むのを忘れる

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 今日から散歩帰りのお楽しみ、蛇口からの水ガブ飲みが禁止されることをまだ知らないエルデさんです。たかが蛇口からの水飲みを禁止させるだけで、代わりに水飲み用の器も外の水道に用意してありますが、犬は習慣の動物、何年も続いた習慣を止めさせればエルデは戸惑うでしょうね。

 などということを考えながら歩いていたら、今は亡きレオ君の飼い主さんに会いました。

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 「寂しいですね」、「でももう1年経ちますからね」なんて話をしていたら、エルデがレオ君の豪邸跡を調査し始めました。

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 おばちゃんは「友達の臭いが残っているの?」なんてエルデに訊いていましたけど、残念ながらエルデはレオ君に近寄らなかったので、臭いを覚えているかどうか怪しいものですし、ましてやレオ君を友達だなんて思ったことは一度も無いでしょう。

 勿論そんなことは言えませんし、「こいつはどこでもクンクンしまくるんですよ」なんてことも言えないので、「そうなんでしょうねぇ」とお茶を濁しておきましたが、レオ君が居なくなったことをエルデは理解しているのでしょうか。せめてレオ君がここに居たことを覚えていてくれたら良いのですが。

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 ま、エルデにはエルデの心配事がいっぱいあって、レオ君のことなんか覚えていられないか。さ、帰ろ。蛇口から水は出てこないけど。

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 あ~、暗くなっちゃった。因みに、庭に入ってまでクンクンしているエルデに業を煮やした私が、水道に寄らずに玄関へ向かってしまったので、今日のところは習慣の変更も何もありませんでした。

エルデ、「私はそんなに食べてません!」

 以前から不思議に思っていたのです。販売業者や繫殖業者で売れ残った犬猫はどうなるんだろうって。昔は保健所で殺処分ということも可能だったけど、動物愛護法が改正されて今は不可能ですからね。そしたら先日、テレビの番組で「引き取り屋」というビジネスが存在することを知りました。売れ残った犬猫を1匹1~3万円程度で引き取り、飼育する業者のことです。

 飼育すると言っても、狭いケージに閉じ込めて餌と水を与えるだけで、それはそれは劣悪な環境なのですが、ちょっと考えれば解る通り、こんなことがビジネスとして成り立つ筈はありません。3万円ではエルデの半年分の食費にもなりませんから。これで利益を上げるには引き取った犬猫に死んで貰うしかないんです。だからこその劣悪な環境でもあるんでしょう。

 この番組を観ながら思ったのですが、不幸な犬猫を大量に産み出すそもそもの原因は、需要を上回る供給に在るんじゃないでしょうか。どうせ年間に新たに飼育され始める犬猫の数なんて殆ど変らないのでしょうから、先ずは繫殖される犬猫の数を制限してしまえば、遺棄される犬猫の数も一気に減るんじゃないでしょうか。

 その為には繫殖業を許認可制にし(この時点で所謂パピーミルやバックヤードブリーダーは消えます)、各業者が飼育出来る親の数を規制すれば済むことですし、更に店頭販売を禁止し、繫殖業者との直接取引だけを可能にすれば、繫殖業者の優劣がハッキリ判るので、ただ漫然と繫殖だけしている業者は徐々に淘汰されるでしょう。

 と同時に思うのは、動物保護団体が譲渡先に求める過剰な条件のことです。室内飼いしか認めないとか、避妊/去勢を絶対条件にするとか、毎月写真を送れとか、65歳以上はダメだとか… 「不幸な動物を絶対に増やさない為に」という理念は解るのですが、これでは逆に犬猫の幸せの可能性を減らしているんじゃないかと心配です。

 なんてことを考えていたら、今日、軽く腰が壊れました。悪徳業者が私の口を封じようとしているのでしょうか。その後左脚に軽い脱力感があるので、椎間板ヘルニアの病変部がどうにかなったんじゃないかと思います。危険な状況ではありますが、真っ直ぐ立っていれば痛みも無く、これで散歩をサボったらエルデに何をされるか判りませんので(嘘です)、義務は果たしました。

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 ところがエルデさん、そんな飼い主を思い遣ってか、自主的に散歩コースをショートカットしてくれました。

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 「お父さん、ここを通って近回りしよっ」と誘うエルデさんです。愛い子じゃありませんか。勿論、エルデとしてはいつもと違う場所をクンクンしたかっただけで、気付いたらもう帰って来ちゃった、というのが本当のところでしょうが。

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 協力してくれたエルデへのご褒美に畑を案内してやろうと思ったら、昨日までは無かった家が建っていました。覚悟はしていましたが、もの凄い圧迫感。まぁ、圧迫感は慣れれば消えるでしょうが、日照も妨げられますし、ここで畑を続けるべきかどうか考えてしまいます。