エルデのベッドです(と言っても畳んだ毛布を2枚重ねただけのものですが)。エルデが居なくなって一旦はどかしたのですが、12年間在ったものが無くなるとなんだか寂しくて、どちらかと言うと邪魔なんだけどまた置いていたのです。
ですがニコがやって来るまであと1週間。いきなり我々の寝室で寝たがるかどうかは判りませんが、そうなったときに他の犬の臭いがするのは嫌でしょうから、今日はこのベッドを洗い、ついでにエルデが触れた可能性のある場所を全て拭き上げ、更にはワックスも掛けておきました。但し相手は犬の臭覚ですから、どれ程の効果があるかは判りませんが。
他の部屋や廊下は去年夏のカビ騒動のときや、先にやった大掃除でほぼ拭き上げてあるので、もう殆どエルデの痕跡は残っていない筈です。勿論、人間の鼻には、ってことですが。でも、これ以上やりようが無いもんなぁ… カーテンだって全部洗ったし、あとはファブリーズか?
犬の嗅覚のタチが悪いのは、何かの臭いを被せて元の臭いを消そうとしても効かないっていうことなんです。例えば空港で働く検疫犬。肉や植物の種を臭いの強いものと一緒にして誤魔化そうとしても、必ず見付けますからね。缶詰の臭いを嗅ぎ分けられるような鼻を誤魔化せる訳がないんです。
なんてことをしていると、エルデを消しているみたいで嫌なんですが、今度はニコのこと第一に考えてやらないと。でもエルデ、安心しな、お前のことはず~っとお父さんの記憶の中に残っているから。お父さんがボケるまでだけど。