ニコ、「運動会には俺も参加してたんだけどね」

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 また今日も午後から雷雨。土砂降りは構わないんだけど(畑仕事が遅れるので困ることは困りますが)、ニコが怯えるので雷は本当に止めて欲しい。

 先代のエルデはパニックを起こし、私なんか目に入らなくなっていましたが、ニコはそこまで酷くなく、私が「大丈夫だよ」と声を掛けながら撫でれば多少なりとも助けになっているような気がします。それでもガタガタ震えながらヨダレをポタポタ垂らすのは、励ましている私も怯えているからでしょうか。

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 話は変わりますが、昨夜、眠っていたら顔が痒くなってポリッと掻いたんです。そしたら皮膚を傷付けたみたいな感触があったのですが、今私の爪は割れたり欠けたりして状態が悪く、「ああ、それで引っ掻いちゃったんだろうな」と納得して再び眠りに落ちました。

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 ところが、朝になって確認してみると、顔に長さ3cmもの傷が出来ているじゃありませんか。しかも、針先で引っ掻いた様な細くシャープな傷が。これはどう考えても光圀(猫)の仕業に違いありません。夜中に独り運動会を開催していて、何かの拍子に爪が私の顔に当たったのでしょう。その痛みを痒みと混同し、掻いたら痛かったので自分の爪で傷付けたと勘違いしたのでしょう。もう何十年も猫を飼い続けていますが、眠っている間に顔を引っ掻かれたのは初めてです。このクソ猫め!

本日までの散歩30,005歩、距離21,484㎞、累積3,138.968㎞

ニコ、「このボーロはちょっと硬いけどイケるね」

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 今日は2月3日、節分です。節分とは季節の分かれ目、冬から春になるよ~って日ですね。実際、そりゃまだ寒いことは寒いですが、何となく空気が暖かくなり始めたなという感じはしています。

 でもそんな季節感とは関係無く、節分と言えば恵方巻と豆撒きの日でしょう。ええ、我が家だってそんなもんです。但し、恵方を向いて太巻きを一気喰いなんてことはしませんが。

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 そして豆撒きとなればニコちゃんの出番です。エルデの時代からそうでしたが、我が家の犬には撒いた豆の回収係という重要な任務が課せられていますから。

 ただ、エルデと違ってニコには若干の気配りが必要になります。一般的にイメージする豆撒きの勢いで投げてしまうと怯えるでしょうし、年に1回しか口にしない煎り大豆が食べ物であることを再認識させてからでないと事が進みません。

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 で、先ずは煎り大豆が美味しいことを思い出させる為にひと粒だけ与えたのですが、困ったことにニコは臼歯が先天的に少ないので、小さな豆がなかなか嚙めないんです。いい加減クチャクチャした末にやっと歯に当たり、その後は「もっとちょうだい」でしたが、手間の掛かるヤツです。

 そして本番。大声を出してもニコが怯えるので、小さな声で「鬼は外、福は内」と唱えながら、ニコが見失わないように床の上にそっと転がします。ひと粒転がしては食べたのを確認し、それから次のひと粒を転がし・・・ 豆撒きじゃなくて豆転がし。これじゃぁ鬼も逃げては行かないでしょう。

 更に言えば、サポニンを含む大豆は只でさえポンポンの緩いニコに悪影響を及ぼすかも知れないので、与えられる量はせいぜい10粒程度。我が家の季節の風物詩も、ニコの登場以来だいぶ趣が変わりました。

本日の散歩8,365歩、距離5.989㎞、累積2,018.118㎞

ニコ、「カッパも良いけど日傘もね」

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 暑い 本当に暑い 連日猛暑日という気温もさることながら、この湿気。水中を歩いているかの様な息苦しささえ感じます(実際に水中を歩いたら息苦しいじゃ済みませんが)。たかが30分程度の散歩でハンカチも下着もびしょ濡れになって、これだけで疲れます。

 ニコだって連日行き倒れています。それだけならまだ良いのですが、散歩から帰った後のご飯をなかなか食べてくれなくなるので困ります。なんだかニコは去年よりも暑さに弱くなったんじゃないでしょうか。まぁ、去年はそんなに暑くはなかったですけどね。

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 そしてこの暑さと湿気でもうひとつ困るのが夕立。近年の降り方を「夕立」と表現するのにはどうしても違和感を覚えますが、昼の散歩ではカンカン照りだったのに、午後になると急に空が暗くなり、いつ降るんだか降らないんだかサッパリ判らないものだから、ほら、ニコなんかカッパの着せられ損。

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 但し、雨なんか降ったって構わないんです。本当に困っているのは雷の方。近くでドンガラ落ちれば私も怖いけど、ニコは遠くでゴロゴロ鳴ってるだけでもうソワソワし始めますから。また間の悪いことに、「じゃぁそろそろ買い物に行こうか」っていうタイミングでゴロゴロし始めるんですよね。ゴロゴロに怯えて脱走した前科を持つニコを残して出掛けられないじゃありませんか。仕方が無いので一人は家に残り、夫婦が別々に買い物に行くことになります。何という無駄。

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 で、不思議なのは日射しも気温も昼と大して違わないのに、夕方の散歩になると俄然元気になること。夕方の散歩で行き倒れたことなんてありませんし、オヤツをお強請りするくらいに食欲も絶好調。何なんでしょうね、犬の感覚はよく解らん。

 でも、真面目な話、早く涼しくなって欲しいですね。正直言って私はもう暑さに疲れました。そしてニコも。鼾を掻いて眠っていることもありますので、結構バテているんじゃないでしょうか。ごめんな、ニコ、こんな暑いところへ連れてきちゃって。

 って、それもこれもお前が日に3回も散歩に行くからいけないんだぞ。お前が庭でトイレしてくれさえすれば皆が幸せになれるのに。行き倒れるくらいなら少しは反省しろ。

本日までの散歩33,847歩、距離24.234㎞、累積962.279㎞

ニコ、「野良犬なんて1時間が限度ね」

ニコ_2022_07_02_1 野良犬前

 嫌な予感はしていたんです。と言うのも昨日、畑でのルーティンワークを済ませて戻り、夕方の散歩までまだ時間があるのでちょっとお昼寝しようかなと思ったそのときに雷がゴロゴロ鳴り出し、不穏になったニコを宥め賺すのに忙しくなってお昼寝どころじゃなくなったんです。ええ、野良犬上がりだったときのニコは雷も花火も平気だったんですけど、ドップリ家庭犬に浸ってしまった今では震えるくらい怯えるようになってしまいました。だから、年に1回は長崎に連れて行って、1ヵ月くらいは野良生活を再体験させた方が良いんじゃないかと話していたところだったんです。

ニコ_2022_07_02_2 バレリーナ

 そして今日、昼食を食べている頃にゴロゴロ鳴り出し、寝ていたニコが起きてきてウロウロしだしたんです。これから食料品の買い出しに出掛けなけりゃならないのに困りました。でも、奥さんを残して私だけで買い物に行った方が良いんじゃないかなんて考えている内にゴロゴロが収まり、これなら大丈夫かと二人して買い物に出掛けることにしました。

 そしてらですね、信号待ちしている車窓から稲妻が見えたんです。そんなに頻繁でもないし、そんなに音も大きくないのですが、とにかく急いで買い物を済ませて帰ることに。

ニコ_2022_07_02_3 野良犬後

 バックで庭に車を入れようとしているとき、最初に異変に気が付いたのは奥さんでした。「出窓の網戸が変になってる」。そして次の異変に気付いたのも奥さんでした。「ニコ!」。「えっ?」と思ってブレーキを踏んだら、ニコが助手席側から運転席の私の方に駆け寄って来るではありませんか。慌てて車を停めて降り、耳をペタリと倒して尻尾を振っているニコの首輪を掴みました。

 どうやら出窓のサッシのカギをこじ開けて庭に飛び降りたみたいですが、遠くへ行ったり事故に遭ったりしなくて本当に良かったです。でも、「ここが開く!」と解ったからには次もやるでしょうから、サッシの外側に補助錠を取り付けました。

 でもこれでハッキリ判りました、ニコはもう我が家を離れたいなんて思っていません。脱走するとすればそれは私を追い掛けてのことで、今日も分離不安+雷で飛び出したもののどうして良いのか分からず、近くで帰りを待っていたんでしょうね。だけどなぁニコ、出掛けるときにはせめてエアコンくらい止めてってくれよ。ウチは八百屋や魚屋じゃないんだから、この光熱費高騰の、この電力逼迫のご時世に、窓全開でエアコン点けっ放しなんてことは許されないんだぞ。

本日までの散歩13,252歩、距離9.488㎞、累積826.609㎞

ニコ、正しい犬(仮)になる

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 実は昨日の夕方の散歩でのことなのですが、前方に他のワンちゃんを発見したニコがいくら叱っても引っ張り続けるので、そこで散歩を中止して家に逆戻りしたんです。とは言ってもトイレをしてもらわなければならないので、暫くテレビを観たりして「もう散歩は終わったんだよ」という雰囲気を醸し出してから再度出発したのですが。

ニコ_2022_01_05_2 トラックにビビるニコ

 そして今日、夕方の散歩でまたまた前方にワンちゃんを発見したニコはまたまた私を引っ張り、またまた散歩を強制終了させられたのです。昨日との違いは歩いた距離が多少長かったので、そのまま散歩を終わりにしてしまったこと。

 これで「ああ、引っ張ると散歩出来なくなっちゃうんだ」と理解してくれれば良いのですが、まぁ無理でしょうね。理解はしていても興奮すると全て吹っ飛んでしまうんですから。

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 しかも、結局は今日だってさっき3回目の散歩に行ってきましたので、「ああ、引っ張ると散歩の回数を増やして貰えるんだ」と自分に都合の良い方向に曲解されかねません。

 ところがさっきの散歩で思わぬことが起こりました。いつも通り私を引っ張りながら歩いていたニコが、後半になったら大人しく私の横を歩いたんです。それこそ正しい犬の様に。でも、勿論ワンちゃんを発見したときほど強くはありませんが、前半は引っ張っていたのですからお散歩強制終了作戦が効果を発揮した訳ではありません。

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 理由はなんとなく解ります、私にビビったんです。但し、私が何か特別なことをした訳ではありません。夜とは言ってもまだ車や自転車の通りがあるので、道路の反対側へ行こうとするのを禁止していただけ。普段は自由にしていたことを禁止され、いつもと違う散歩パターンも相俟って、それを何かのペナルティーと感じ取ったんじゃないでしょうか。

 ただニコはこちらの意図とは全く関係無く、思いも寄らない事柄に怯えますから、本当にそれが原因だったか確証はありませんが、これは何らかのヒントを与えられたのかも知れません。

ニコ、今年の目標を押し付けられる

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 結婚した当初はお節料理をあれこれ作っていたんです。栗きんとん、黒豆、お煮しめ、数の子、紅白なます、モツ煮、きんぴらごぼう・・・ 当時はそれが楽しかったのですが、でももう大して食べられなくなったし、正直言って同じものを食べ続けるのは苦痛だし、勿論面倒臭いしで年々手を抜き続けていて、今年なんかとうとうモツ煮以外は全部買ってきたもの。来年の元旦の食事は塩鮭と漬物と味噌汁になるかも知れません。

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 で、そのお節料理を、いつもはパソコンが置いてあったり本等が積み上げられている居間のテーブルを片付けて食べるのですが、今年はちょっとした事件が起こりました。起こしたのは勿論ニコ。テーブルに料理を並べている最中にニコがガタガタ震える程に怯え、唸り声まで上げ始めたのです。

 私は台所に立っていたので何がキッカケになったのかは判りませんが(料理を運んでいた奥さんにも判らない)、私は触ることが出来るけど奥さんが近付くと唸りが強くなるという、いつぞやの「ニコ狂犬事件」を彷彿とさせる状況。

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 放っておいたら程無くして収まりましたが、あれはいったい何なんでしょう。何か理由があってなら納得も出来るのですが、どうしても癲癇等の脳の異常を疑いたくなってしまいます。

 唸ると言えば、ニコは食べ物に手を出されそうになると唸るということが最近になって判明しました。これは私に対してもです。狂犬状態はどうにもなりませんが、これは今年中に克服させましょう。

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 そしてもうひとつ、今年中に習得させようと思っているのが正しい散歩。ピョンピョン飛び回るニコも楽しくて良いのですが、大人しく隣を歩いて欲しい場合もありますから。

 エルデの時代から専らリールリードを使っていますが、散歩の或る区間だけ普通のリードに付け替え(ニコに状況の違いを意識させる為)、クンクンも許さずにピタリと横を歩かせます。これを繰り返していればその内にリードを付け替えただけで大人しく歩くようになるんじゃないでしょうか。っていうのは初夢?

ニコ、7ヵ月目の他人

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 雨ですよ、雨。降り出すのは午後からだと言っていたので安心していたのに、朝の散歩に出たらもうパラパラ降っているじゃないですか。まぁ、何日か前の天気予報では一日中雨で風も強まると言っていたので、それに比べれば遥かにマシですが。

 それでもいつ本降りになるのか判らないので、ニコには申し訳ないけど朝の散歩は少し短くさせてもらいました。だって、この時期に濡れるのは嫌ですからね。そんな飼い主の思惑を理解したのか、時間を減らされるのならこうするしかないと、ニコはいつもよりはしゃいでいましたが。

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 驚かされたのはここ。ニコはここに飛び乗ったんですよ。しかも2回も。2回もやるんだったらせめて2回目は予告してからにしてくれよと言いたくもなりますが(そうすればカメラを連写モードにして構えていられたのに)、今回は高さを測ってきました、95cmです。躊躇無く当たり前の様にジャンプしていたので、ニコにとっては簡単なことなんでしょうね。

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 私が驚いたのでいい気になったのかも知れません、どうですか、この勝ち誇ったかの様なポーズは。

 まだ全力疾走しているところを見たことはありませんが、体形的にはハウンドドッグそのものですし、そこにテリア系の筋肉も付いていて、ニコにアジリティー等のドッグスポーツをやらせたら結構な成績を出すかも知れません。ただ、勿論第一の問題は飼い主がニコに付いていけないことですが、ひょっとしたらそれ以上にニコの脳味噌がネックになるかも知れません。

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 という風に朝の散歩は楽しんでいたニコですが、夕方の散歩は本格的な雨で、またカッパ犬での出動となりました。それでも3匹のワンちゃんと戦ったりしていつも通りに楽しんでいたのに、何が原因だったのかサッパリ解らないのですが、いきなり怯えて歩かなくなってしまいました。初めてカッパを着たときの様な、あんな感じです。

 濡れたアスファルトの上にお座りしてしまい、宥めても賺しても効果無し。首輪を掴んで引っ張り上げたらノロノロと歩き始めましたが、今回ばかりは本当にうんざりしました。この場に捨てていこうかと思うくらいに。そりゃニコにはニコの心の事情があるのは解っていますし、それを克服出来るまで気長に見守っていかなきゃならないってことも解っていますが、カッパを克服して何ヵ月も経つのにまたこれかよと、ガッカリするくらいの自由は人間にだって許されて当然でしょ?

 家に戻ったらまたいつもの様にオヤツをねだるようになりましたが、本当に何なんでしょうね。

ニコ、「エ~ン、怖かったよぅ」

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 私の定位置である長座布団の上で寝るニコです。昨夜、ブログを投稿し終えた私がお風呂に立った後、ニコがここに移動して寝そべったそうです。そして、ブログを読もうとした奥さんがニコに近付いて「どいてよ」と言ったら唸ったそうです。目を合わさずに、ハッキリそれと判る大きな音で。奥さんは恐怖を覚えたそうです。

 これって明らかに「近寄るんじゃない、それ以上近付いたら咬むぞ」ってことですよね。

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 う~ん、どうも信じられません。いや、奥さんが嘘をつく訳が無いので事実なのでしょうが、それでも信じられません。因みに、私がやったらどうするだろうと思って同じ様に近寄ったら、お腹を見せました。

 ニコは私よりも奥さんの方が好きなんですよ。撫でられても奥さんの方が尻尾の振りが大きくなります。そりゃそうですよね、私は散歩の間中叱ってばかりだし、シャンプーされたり歯磨きされたり、嫌なことするのは全部私なんですから。

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 逆に奥さんはニコに甘く見られていると言えなくもありませんが、仮にそうであったとしても、ニコが居場所を奪われる程度のことで唸ったりするとはどうしても思えないんです。

 あ、ひとつだけ可能性が閃きました。実は昨日、2階の寝室から1階に下ろす為に奥さんが光圀を抱いたら、光圀が奥さんに爪を立てたので奥さんが怒ったんです。私は問題を複雑化させないようにとニコを呼び寄せたのですが、そのときニコが震えていたんです。

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 ニコが光圀相手に震える程怯える訳が無いので、ニコが怯えた相手は奥さんなんでしょう。その心底恐ろしい奥さんが近寄って来たので自己防衛の為に唸った。うん、それなら筋が通りますね。ああ、昨日からの謎が解けてスッキリしました。当たってるかどうかは判りませんけど。

 大丈夫だよ、ニコ、恐ろしいお母さんからはお父さんが守ってあげるから。そうすると今度はお父さんが怒られるかも知れないけど、そのときは二人して抱き合って震えよう。それにしても、どうして皆私が見ていないところでトラブルを起こすんだ!

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 富士山が今度はハッキリ冠雪しました。2度目の初冠雪の雪が消え、その後に富士山頂が記録的な高温になったなんてニュースを聞いていたので、3回目の初冠雪宣言が出るかと思っていたのですが、報道されないところを見るとそうはならなかったんですね。

ニコ、「私の後ろに立つな」

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 散歩中、それまで引っ張っていたニコが急に立ち止まって一点を凝視し、尻尾をピンと立てたので何事かと思ったら、ブドウ畑の影の中に猫ちゃんが居たんですね。お前、まさか猫ちゃんを獲物だと思っているんじゃないだろうな。

 犬の視力は止まっているものが殆ど見えない程の近視だと言われていますが、私には見えなかった猫ちゃんがどうしてニコに判ったんでしょう。

 似た様なことは深夜の散歩でもあって、今回と同様に立ち止まって一点を凝視するので(これが怖い)、何事かと思ってよくよく目を凝らして見ると、遠~くに蹲っている猫ちゃんの影が。視力が働かないのなら嗅覚なのかも知れませんが、このニコのレーダー能力には本当に感心します。

ニコ_2021_10_08_2 今度はゲンキ君にロックオン

 でも、感心してばかりはいられません。ニコがロックオンするのはハト、カモ、スズメ、トカゲ、バッタと多岐に亘りますから。ニコが何かを狙っているといち早く気付かないと、突然ダッシュするニコに慌てることになります。

 但し、野良時代のニコがハトやトカゲを食べていたとしても驚きはしませんが(ハトが獲れたかは疑問ですが)、猫はどうなんでしょう。そりゃ犬が本気になれば猫は敵わないでしょうが、あちらは生粋の肉食獣、犬だって無傷じゃ済まないんじゃないでしょうか。いくらお腹が空いていても、危険な相手には手を出し難いものですよね。

 我が家の猫、光圀との関係も、「一緒に遊びたいけどちょっと怖い」といったところだろうと感じています。勿論、2匹だけで一緒に過ごすなんてことはさせませんが。

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 ところで、ここ2日間くらいニコの様子が変なんです。ニコがご飯を食べている間にニコの後ろで乳酸菌入りのお菓子と歯磨きガムを用意するというのがルーティーンなのですが、後ろに立つと怯えてご飯を食べるのを止め、その場から離れてしまうようになったんです。これは私でも奥さんでも同じ。それまではお菓子を用意し始めると、餌を食べるスピードにターボが掛かっていたのに。

 私が知る限り、ニコが怯えるような何かがあったなんてことは全く無いのですが、ニコはこちらが思いも寄らぬことで勝手に怯えるので油断がなりません。

 ニコが我が家にやって来てそろそろ半年が経とうとしていて、我々はニコが我が家にすっかり馴染んだと勝手に思っていましたが、そういう訳でもなかったんですね。今回の異変は何日かすれば元に戻るとは思っていますが(そうは言っても半年間の歴史が全くの無駄なんてことはあり得ませんから)、これから先もこういうことを何度も繰り返し、そして本当の家族になっていくんでしょうか。

鷹の爪_2021_10_08_4

 唐辛子(鷹の爪)が赤くなりました。そろそろ収穫ですね。

 唐辛子だけじゃなく、同じ畝に植わっているシシトウも万願寺唐辛子も、そしてピーマンまでもが赤くなっています。収穫しないので端から熟して真っ赤っが。完熟したこれ等の野菜は青臭さが消え、甘くて微かな酸味も加わって美味しいのですが、もういい加減厭きました。

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 そんな訳で、夏野菜達には順次退場して頂きます。今日は背の高いオクラとトウモロコシを撤去し、畑が少しスッキリしました。今月の終わりには里芋も収穫しますので、それまでには畑を綺麗にして冬に備えます。

ニコ、今日もまた…

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 太陽が出て路面が乾けば臭いも飛ぶんじゃないかと期待していたのですが、相変わらずですね。今日なんかここにニコの恐怖の対象であるゴミ収集車まで登場したものだから、家に戻ろうとしていました(ゴミ収集車がどうこうと言うんじゃなくて、大きな音を出す車が怖いんです)。そんなに怖いんならクンクンしなけりゃ良いのにと思いますが、犬としてはそうもいかないんでしょうね。

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 勿論、尻尾を下げているのはほんの10mくらいのことで、そこを過ぎればあっと言う間にこの通りですが。

 でも、ニコをここまで怯えさせる臭いって何なんでしょうね。例えば熊とかイノシシとか、過去に痛い目にあったとか恐怖を味わったことのある相手の臭いというのなら分かりますが、そんなものは居ません。

 それとも、犬には臭いだけでそれが自分より遥かに強くて恐ろしい生き物だと判るんでしょうか。肉食獣とか。生憎そんなものも居ませんが。

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 となると、得体の知れない臭いだから怖いっていう可能性が残りますが、そんなことってあり得るんでしょうか。あの臆病なエルデもクンクンは大好きでしたが、臭いだけで怯えたなんてことは一度もありませんでしたよ。

 ニコの下唇に大きな傷跡があることは以前書きましたが、実は傷跡と近い下顎の歯が何本か無いんです。何者かに咬まれるか何かして傷を負い、歯を失ったんじゃないかと憶測しているのですが、それが今回のニコの怯えと何か関係があるんでしょうか。でも、そりゃここは都会と比べれば長閑な土地ですが、ニコにそんな大怪我を負わせることの出来る様な獣は絶対に居ません。

 チャンスがあったら例の怪しいプレハブの所有者に中を確認するように進言しようと考えていますが、ひとつだけ分かったことがあります。長崎の動物管理所の方が仰る通り、確かに今のニコに狩猟犬は無理ですね。

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 今日は大根と小松菜、そしてタアサイの種を蒔きました。いっぺんに種蒔きすると水遣りが大変になるので、通常ならせめて玉ネギが発芽するのを待ってからにするのですが、今回は1ヵ月も遅れているので贅沢は言ってられません。

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 キンモクセイがまた香り出しました。前回は「そろそろ花を咲かせようかなぁ~」と思ったら急に暑さがぶり返した為に急遽中止したのでしょうが、今回はもう蕾が黄色くなっているので止まらないでしょう。

 それにしても面白いですよね、キンモクセイって。1シーズンに2回花を咲かせたこともありましたから。

 と思っていたら、こんな不思議なことが起こりました。これ、アジサイです。寒くなったり暑くなったりしたんで、季節を勘違いしちゃったんでしょうね(この枝は初夏に花を着けなかった)。