ニコ、「私を見ろ」

北斗七星_2023_09_03_1

 一番有名でお馴染みの星座と言えば北斗七星ではないでしょうか(正確に言えば、星座ではなく星列)。柄杓の先端側を5倍に延ばしたところに北極星が在ることも有名で、私も小学生の頃に何かで知りました。形が特徴的で、見付け易いですしね。

オリオン座_2023_09_03_2

 次に有名なのがこのオリオン座(順位は私の勝手な判定ですので気にしないで下さい)。四角形の中に整列した星3つで、こちらも見付け易い形をしています。

カシオペヤ座_2023_09_03_3

 最後はこのカシオペヤ座。上の2つに比べるとそれ程明るくなく、形も特徴的ではないものの、まぁまぁ簡単に見つけられます。小学生の頃に珠算塾に通っていたのですが、特に冬季は帰る頃には満天の星空で、これ等の星座を眺めてはその大きさに、「すげ~」と毎回感動していました。

 ところが、数年前からどんなに探してもカシオペヤ座が見付けられないんです。ニコとの真夜中の散歩が日課になってからも探し続けているのですが、どうしても見付けられません。これはもう星が無くなってしまったに違いないと判断しました。

 ところがところが、一昨年辺りからオリオン座も居なくなり、そして最近になって北斗七星までもが居なくなってしまったんです。

 事ここに至っては星が消滅したと考えるのには無理があると認めざるを得ません。そう、星が消えたのではなく、私の視力が衰えたんですね。但し、街灯がLEDに切り替わったことも要因のひとつであることは間違いありません。眩しくて星空どころじゃないんですよ。

 これから冬に向かい、空気が乾燥してくるとまた星々が美しくなりますが、それを眺めて楽しむことすら難しくなってしまいました。

本日までの散歩34,705歩、距離24.849㎞、累積3,224.061㎞

ニコ、「私の後ろに立つな」

ニコ_2021_10_08_1

 散歩中、それまで引っ張っていたニコが急に立ち止まって一点を凝視し、尻尾をピンと立てたので何事かと思ったら、ブドウ畑の影の中に猫ちゃんが居たんですね。お前、まさか猫ちゃんを獲物だと思っているんじゃないだろうな。

 犬の視力は止まっているものが殆ど見えない程の近視だと言われていますが、私には見えなかった猫ちゃんがどうしてニコに判ったんでしょう。

 似た様なことは深夜の散歩でもあって、今回と同様に立ち止まって一点を凝視するので(これが怖い)、何事かと思ってよくよく目を凝らして見ると、遠~くに蹲っている猫ちゃんの影が。視力が働かないのなら嗅覚なのかも知れませんが、このニコのレーダー能力には本当に感心します。

ニコ_2021_10_08_2 今度はゲンキ君にロックオン

 でも、感心してばかりはいられません。ニコがロックオンするのはハト、カモ、スズメ、トカゲ、バッタと多岐に亘りますから。ニコが何かを狙っているといち早く気付かないと、突然ダッシュするニコに慌てることになります。

 但し、野良時代のニコがハトやトカゲを食べていたとしても驚きはしませんが(ハトが獲れたかは疑問ですが)、猫はどうなんでしょう。そりゃ犬が本気になれば猫は敵わないでしょうが、あちらは生粋の肉食獣、犬だって無傷じゃ済まないんじゃないでしょうか。いくらお腹が空いていても、危険な相手には手を出し難いものですよね。

 我が家の猫、光圀との関係も、「一緒に遊びたいけどちょっと怖い」といったところだろうと感じています。勿論、2匹だけで一緒に過ごすなんてことはさせませんが。

ニコ_2021_10_08_3

 ところで、ここ2日間くらいニコの様子が変なんです。ニコがご飯を食べている間にニコの後ろで乳酸菌入りのお菓子と歯磨きガムを用意するというのがルーティーンなのですが、後ろに立つと怯えてご飯を食べるのを止め、その場から離れてしまうようになったんです。これは私でも奥さんでも同じ。それまではお菓子を用意し始めると、餌を食べるスピードにターボが掛かっていたのに。

 私が知る限り、ニコが怯えるような何かがあったなんてことは全く無いのですが、ニコはこちらが思いも寄らぬことで勝手に怯えるので油断がなりません。

 ニコが我が家にやって来てそろそろ半年が経とうとしていて、我々はニコが我が家にすっかり馴染んだと勝手に思っていましたが、そういう訳でもなかったんですね。今回の異変は何日かすれば元に戻るとは思っていますが(そうは言っても半年間の歴史が全くの無駄なんてことはあり得ませんから)、これから先もこういうことを何度も繰り返し、そして本当の家族になっていくんでしょうか。

鷹の爪_2021_10_08_4

 唐辛子(鷹の爪)が赤くなりました。そろそろ収穫ですね。

 唐辛子だけじゃなく、同じ畝に植わっているシシトウも万願寺唐辛子も、そしてピーマンまでもが赤くなっています。収穫しないので端から熟して真っ赤っが。完熟したこれ等の野菜は青臭さが消え、甘くて微かな酸味も加わって美味しいのですが、もういい加減厭きました。

畑_2021_10_08_5

 そんな訳で、夏野菜達には順次退場して頂きます。今日は背の高いオクラとトウモロコシを撤去し、畑が少しスッキリしました。今月の終わりには里芋も収穫しますので、それまでには畑を綺麗にして冬に備えます。

エルデ、「一緒にしないでよ」

アジアンタム_2015_10_04_1

 先日、枯れかけたアジアンタムがここまで再生したということをお伝えしました。茶色くなった葉を丸坊主に切り込み、鉢をサイズアップして植え替え、その丸坊主に毎日毎日水を遣り、やっとここまで再生してくれたのです。この写真は9月24日のものですから、更に葉が茂っていたのです。

 それがまたこうなりました。

アジアンタム_2015_10_04_2

 五分刈りといったところでしょうか。犯人は光圀。光圀がアジアンタムを目の敵にしているのは判っているので、光圀がケージに閉じ込められている昼間はキッチンの出窓に置いて日光浴させ、光圀が居間とキッチンのスペースに放たれる夜間は玄関の下駄箱の上に避難させていたのですが、昨夜、鈍くさい人間の隙を突いて脱走した光圀に蹂躙されたのです。

 勿論、その「鈍くさい人間」とは奥さんです。いいですか、そもそもこのアジアンタムは、奥さんが職場の人間から貰ってきたものなんですよ。だったら自分でお世話するのが当然でしょ? それを、全て私に丸投げし、光圀を逃がした挙句、光圀がアジアンタムを食い千切っている間、彼女は何をしていたと思います? 光圀を誘き寄せる餌を準備していたんですよ。私はこのバカ2人組に激怒しました。

 そして今日。散歩中にエルデが道端に落ちている軟式野球のボールを発見しました。エルデはボールをゲットすると口で咥え、家まで持ち帰ろうとするのでが、エルデにとってはボールを咥え続けるのは大変な様で、しょっちゅう落とすんです。落としては咥え、落としては咥えを繰り返すものだからちっとも前に進みません。

 だから、いつもボールを取り上げ、エルデの代わりに家まで運んでやるのですが、今日は無くなったボールを探し続けます。「ほら、エルデ、ボールはここだよ」と見せてやっても止めません。私がふざけてボールを投げるフリをしたらさぁ大変、見えもしないボールを追いかけ、すっ飛んで行ってしまいました。

 仕方が無いのでボールを転がしてやると、

エルデ_2015_10_04_3

よっぽど嬉しかったのでしょう、地べたに伏せて延々と遊んでいました。

 「ああ、ボールの在り処が判らないなんて、こいつも向こう側(バカ2人組)の一員だったのか」とガッカリしましたが、考えてみると、この写真からもお判りの通り既に日が暮れてかなり暗く、犬のお粗末な視力では汚れたボールを視認することは難しかったのでしょう(犬の目は人間の目より集光能力は高いのですが、そもそも近視で、分解能も低いですから)。

 エルデが散歩中、景色を眺めもせずに下を向いてクンクンしてばかりしている理由の一端が解ったと同時に、エルデが大バカ供とは違うことが判ってホッとしました。

エルデ、ノビルには興味無し

 散歩中に目にする春植えの長ネギの、殆どにネギ坊主が着いています。

長ネギ_2013_04_27_1

 ネギはある程度の大きさになってから寒さに当たると、種を作ろうとしてネギ坊主が出来ます。春先の異常な高温で育った苗が、最近の低温傾向に晒された結果なんでしょうか。

 という話しとは全く関係ありませんが、今日散歩していたらノビルに坊主が出来ていたので、急遽ノビル狩りをすることになりました。

ノビル_2013_04_27_2

 ノビル。味噌なんか付けて食べると酒の摘みとしてなかなか乙な味なので、毎年楽しみにしているのですが、採り時が判らなくて、気付いたら消えていたというようなことをこの何年か繰り返していたのです。それに、最近では自生している場所もあまり目にしなくなってしまいましたし。

 早速食べましたが、久しぶりに食べると沖縄の島ラッキョウの様な味だったんですね。だったら塩漬けにしても美味しいのではないかと閃き、明日もラッキョウ狩りをすることになりました。安上がりなGWイベントです。

 

 という今日の散歩の途中、またしてもエルデが某高校の校庭脇で野球ボールを見付けました。

エルデ_2013_04_27_3 収穫中

 枯草や落ち葉に埋もれていたらしく、大分長い時間穿り続けていましたが、ついには取り出せず、彼女にしては珍しく諦めて出てきました。まぁこの状態ですので、それほどの執着心も生まれなかったのかも知れませんが。

ボール_2013_04_27_4 獲物

 それにしても不思議でなりません。この茂みの中に在って、しかも落ち葉に埋もれている、迷彩状態のボールを、どうしてエルデは見付けられるのでしょう。あちこち頭を突っ込んでいる内に偶々見付けたと言うのなら納得も行きますが、歩いている途中、急に茂みの中にピンポイントで潜り込んだので、そこにボールが在ることを知っていたとしか考えられません。

 しかしながら、写真はエルデが掘り出した後の状態で、何が在るんだろうと覘いた私だって見付けるのに時間が掛かったのに、分解能では人間に劣る犬の目で通りすがりに見付けらたとはとても思えません。だとすると臭いでしょうか。確かにエルデの臭覚がとてつもなく凄いことは認めますが、恐らくそうとう以前から埋まっていたであろうボールに、特有の臭いが残っているものなのでしょうか。何年経ってもこの謎は解けません。

本日の散歩、5,890歩。距離4.217㎞。累積1,117.662㎞。