一昼夜水に浸けておいた後(途中何回か水を換える)、湿らせたキッチンペーパーとラップで包んで冷蔵庫の野菜室に入れて2日目のホウレン草のタネです。チラホラと白い根が頭を出しているのがお判り頂けるでしょうか。所謂「芽出し処理」ですね。もう1日待っていればもっと発根するのですが、そうすると急に根が伸びてそれはそれで厄介なことになってしまうので、この状態で蒔いてしまいました。
次に行ったのが白菜とレタスへの農薬散布。去年、気付いたときには白菜がアブラムシの大群に集られていて、農薬を撒いても撒いても根絶出来ず、結局は何株かを廃棄せざるを得なくなったという苦い経験がありますから、初期防除は必須です。但し、レタスには少し集っていましたが、白菜には見当たりませんでした。
続いては知らぬ間に大きくなってしまったカブの間引き。生長の様子を見ながらもう1回くらい間引くかも知れませんが、取り敢えずはこのままいきます。
ところで、春菊も2回目の間引きを行って土寄せしたのですが、春菊の畝を鎌で掘ると白い根がいっぱい出てくるんです。これは隣に居るエンツァイ(空芯菜)の根に違いありません。ここはエンツァイ畝との中間地ですが、試しにと思って春菊畝の反対側を掘っても出てくるんです。恐ろしい生命力ですね。
と、驚いてばかりも居られません、要するにエンツァイの根が密集している場所で春菊は生長しなければならないということですからね。せっかく春菊の為に入れた肥料をエンツァイに横取りされるということもありますが、それ以上に、他の植物の根の存在にはアレロパシーという問題も絡んできますから。
その点に関しては思い当たることがあるんです。これは先月2株植えたミニトマトなんですが、黄色い線を挿んで左右の株の生長具合の差をご覧下さい。ヒョロヒョロミニトマトの左側でモサモサしているのがエンツァイです。勿論、ヒョロヒョロ側の苗が偶々ハズレだったという可能性だってありますが、何となく因果関係を感じさせるじゃありませんか。エンツァイの根がどこまで伸び広がるのか知りませんが、来年からは他の作物と離して植えなければいけませんね。