エルデ、野良仕事の犠牲にされる

 今日からエルデの散歩を午前中に移動することにしました。16時出発だと1日が分断され、時間の使い勝手が悪いので。

 午前中とは言え昼に近い方の午前中なので暑さが心配だったのですが、今日は曇っていた所為もあって、逆に寒いくらいでした。

 それはそれで良いのですが、今日から近くの大学の学園祭で、その開催を知らせるものでしょう、散歩に出発した途端に花火が揚がり、怯えたエルデはパニックに。逃げ出そうとするエルデを抑えるのに苦労しました。学園祭に限らず、運動会やお祭り、店舗の開店やらで安易に花火を打ち上げますが、もういい加減この下らない風習は止めて貰いたいものです。

エルデ_2015_10_31_1 何故か神社好きの犬

 

 さて、その使い勝手の良くなった時間を使って何をするかと言うと、

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ここにエンドウとそら豆、そして玉ネギを定植する準備をします。明後日には雨が降るとの予報なので、今日明日で土を耕し畝を立て、降雨後にマルチを張って植え付けるという、完璧なスケジュール。

 と、スケジュールは完璧なんですが、それにしても今回の菜園運営は大失敗でした。玉ネギ用の畝を作るのに玉ネギの苗床が邪魔になるという間抜けさ加減。黄色の枠で囲った場所に玉ネギ用の畝を作り、そこに苗を定植してからそら豆用の畝を作ろうかとも考えましたが、残念ながら幅が足りないんです。

 まぁ、そもそもそら豆を作る予定なんかありませんでしたし、玉ネギは

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ここに植え付ける予定だったので、本来ならこんなことで悩む必要はなかったのでが、その為にはここのスギナを退治しなければならず、とてもそんな時間も気力もありません。玉ネギやそら豆といった、初夏まで居座り続ける野菜を畑のど真ん中に植えること自体本当は避けたいのですが(夏野菜の植え付けに影響するので)、この際そんなことは言ってられません。

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 ということで、結局こうなりました。苗を先に掘り上げてしまうという手もあったのですが(現に市販されている苗はこの状態)、根に余計なストレスを与えたくもなかったので(という以前に、雨が降らなければ土が固くて掘り上げられない)、苗床の面積は捨てることにしました。実際にはこれだけの広さでも植え付けには十分なんですけどね。

 時間の使い勝手が良くなったお蔭で、予定よりも作業は進みましたが、その分疲れました。

エルデ、今日も有頂天

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 暑い暑いと言いながらも、歩道に街路樹の枯葉が舞う季節となりました。エルデには枯葉や枯草が似合うんですね、これがまた。

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 真昼間はまだ暑いので散歩は陽が傾いてからですが、でもこの季節は西日が強烈で、サングラスをしていても眩しくて目が心配です。季節を問わず、日没前には必ず西日が射す理屈なのに、どうして晩秋ばかりがこんなに眩しいのでしょう。

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 エルデの水晶体や網膜だって紫外線から守ってやらなきゃいけないんじゃないかと思い、私のサングラスを掛けさせてみましたが、性格の問題でしょうか、彼女が掛けると闇金の取り立て屋じみていて残念です。

 そんな取り立て屋も、女子大生にとっては可愛いワンちゃんと見えるらしく、今日は人気者でした。

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 休む間も無く獲物が向こうから寄って来るものだから、せっかく編み出した必殺技も繰り出せず、エルデとしては拍子抜けしたんじゃないでしょうか。

大根、大病先細り

 大根を初収穫しました。

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 先っぽの太りが悪いのが気になりますが、長さ42㎝、直径9㎝ですから、この品種(耐病総太り)の標準(38㎝、8㎝)はクリアしていますし、変形も無く、なかなか良い出来です。

 が、秋刀魚の塩焼きにおろして添えようと切ると、

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1/3くらいに空洞が出来ていました。だから先細りだったんですね。ショック!

 これは空洞症と呼ばれている生理障害で、原因は色々あるのですが、恐らくは高温の所為でしょう。去年の大雨に因る根腐れに続いて今年は高温障害。相手が虫なら防ぎようもありすが、天候相手ではどうにもなりません。

 問題は、これがもし本当に高温障害であるのなら、残りの大根にも同様の空洞が出来ている確率が高いということです。まぁ、根腐れと違い枯れた訳ではありませんし、上部は美味しく食べられるのだから良いのですが、なんとも気の滅入る話です。

白菜、覗き見される

 7日に種を蒔き、19日に発芽したパンジーの、これが今日の姿です。

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 なんとか本葉が顔を出し始めたという程度で、殆ど変化が無いまま1週間が経ちました。これが定植可能な状態になるのは来春になってからでしょう。夏から頑張り続けてくれていたメランポジウムもいよいよ力尽きかけてきて、これ以上待ってもどうにもならないので、パンジーの苗を買ってきました。

パンジー_2015_10_28_2

 本格的に寒くなる前に根を伸ばしてくれることを願いましょう。

 

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 手前はキャベツ(彩音)の畝で、その奥が白菜(郷愁80日)の畝なのですが、こうパンパンになると不織布越しに中の様子を垣間見ることも出来ず、白菜がどんな状態になっているのか、暫く前から全く判らなくなりました。

 例年ならそろそろトンネルを外す時期なのですが、今年は暖かくてもう少し時間が掛かりそうなので、ちょっと覗いて様子を見てみましょう。

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 トンネルの形に固まった姿に涙を禁じ得ません。

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 結球は始まっていますが、勿論まだスカスカで、外葉がまだ完全には閉じていません。なのでまだ防虫対策(トンネル)は止められません。でも、虫食いもありませんし、順調ですね。それにしてもデカい。

どこでもドア、未だ実現されず

 今日もエルデは働く車に夢中です。

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 フィニッシャーに、

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タイヤローラー。お父さんはね、学生のときにバイトで土方やってたことがあるから詳しいんだよ。

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 建築現場と言えばお散歩コースの大学で新しい校舎を作っているのですが、その現場に不思議なものが在るのです。

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 ポツンと佇む壁。この写真を撮った頃よりも大分工事は進み、建物の骨格が出来上がりつつありますが、未だに在ります。これは何? 遅刻しそうな学生の為の据え付け型どこでもドア?

 ず~っと不思議でならなかったのですが、今日、エルデと通り掛かったときに作業員のおじさんが居たので訊いてみました。曰く、「建物の外壁を学長に決めてもらう為に作った見本」だそうです。これ、コンクリートの基礎の上に作られているんですよ。何という無駄。因みに、外壁は左側のシルバーに決まったそうです。

エルデ、ショベルカーを所望する

 最低気温が4.3℃だったと知り、慌てて畑へ行ってみました。里芋の状態を確認しに。

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 昨日よりもまたちょっとヤラレた感じはしますが、まだ枯れてはいません。もう収穫しても良いのですが、もう少し待っていてもらいましょう。エンドウとそら豆、そして玉ネギの定植用畝を作る方が緊急性が高いので。

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 里芋よりエンツァイ(空芯菜)の方がダメージは大きい様です。昨日までピンと立ち上がっていたのに、一部が倒れてしまいました。

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 やっと花盛りになってきたのに、これから種を採取するのはちょっと無理でしょうね。

 

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 散歩の途中で雲が虹色に染まっているのに気付きました。彩雲かと思ったのですが、どうやらこれは虹ですね。雲の向こうに出来た虹が雲の隙間から透けたか、雲に映ったのでしょう。

 と、飼い主が自然のスペクタクルに心を奪われているというのに、ガテン系のエルデは道路工事の作業車に興味津々です。

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 そりゃお父さんも1台在れば便利だろうなとは思うけど、そんなに大きいのは買えないから我慢しなさい。

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焼き芋、力が入り過ぎて大失敗

 昨日サツマイモを収穫していて思ったのですが、本当に収穫の秋ですね。夏って、トマトやキュウリやスイカの様に、大きくなったものから順次収穫するものが多いですが、秋は一気に収穫するものばかりですものね。だから困ると言えば困るのですが、この「一気に」ってのが楽しくもあります。

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 サツマイモの次はこれですね。里芋。もう葉が茶色くなってきて、収穫間近です。里芋はサツマイモより保存が利くので一気が嬉しい野菜のひとつです。

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 里芋の次はこの大根。つい先日はまだか細かったのに、今日はもう立派に大根しています。追肥と水遣りが効いたのでしょうか。そろそろ収穫を始め、スが入ったり凍ったりする前に使い切ってしまいたいのですが、まず無理でしょうね。でも、土に埋めておけばある程度保存することは可能ですので、一気に収穫しても困ることはありません。

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 そして、もう少し先になりますが、大根の次に収穫するのが白菜です。トンネルの不織布が凸凹になっているのがお判り頂けるでしょうか。早くトンネルを外せと叫ぶ白菜達の叫び声です。

 白菜は… 実はこれが一番の困りもので、一部は漬物とし保存出来ますが、大き過ぎて土に埋める訳にいきませんし、新聞紙で包むくらいの防寒対策ではもどうしても凍ってしまうんです。凍る前に収穫し、新聞紙で包んで屋内に置いておくという方法も編み出しましたが、これとて1ヶ月が限界ですし。

 などと、保存方法に頭を悩ます前に、収穫したものを美味しく食べることを考えましょう。ということで、今日は焼き芋を作りました。と言っても、昨日収穫した芋ではありません。最初の試し掘りで採れ、今まで寝かしておいたものです。

 サツマイモを美味しく(甘く)食べるには、「糖化」という処理が必要になります。これはサツマイモの澱粉をβ-アミラーゼ(澱粉糖化酵素)が麦芽糖に分解することで、65℃程度の温度に10分間晒せば完了します。

 安納芋のときには電子レンジの解凍モードを使って糖化を図りましたが、これだと芋の内部が何度になっているのか判らないので、今回はもっと確実な方法を採りました。

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 70℃のお湯に1時間浸けたのです。ただ、これでも内部の温度は判りません(次回は半分に切って計ってみましょう)。心配なので解凍モード方式も併用し、それをレンジで加熱した後にオーブンで焼きました。オーブンで焼くと水分が抜けて糖分が濃縮されるので、これも甘さを増す手段のひとつになります。これ以上のことは出来ません。

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 して、そのお味は… 甘いことは甘いのですが、「安納芋に匹敵する甘さ」というには無理があります。それに、香りが弱くて風味に欠けます。最もいけないのは、レンジでの加熱が足りなかったのでしょう、芯が硬いんですよ。糖化するのに一生懸命になり過ぎて、肝心の調理が疎かになりました。

 昨日採った芋は間違い無く完熟していますし、次回に期待しましょう。2週間後のお楽しみです。

サツマイモ、紆余曲折の末に大成功

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 さて、今日はこのサツマイモ(紅はるか)を掘り返します。週間天気予報に最低気温7℃という日が現れましたし、雨も降るみたいなので、これ以上は待てません。

 試し掘りではないので、先ずはこの蔓とマルチを撤去します。たった3株分とは言え、これだけの蔓を始末するのはそれだけでひと仕事です。

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 というひと仕事が終ったら、後は茎を持って引っ張り上げれば芋が付いてくることになっているのですが、粘土質の土でそれをやっても茎が千切れるだけですので、試し掘りと同様に横から穴を掘り進めなければなりません。すると…

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 素晴らしい光景ではありませんか。最初に掘った株には大きいのがひとつしか着いてなくて、やっぱりダメなんだなと落胆していたら、次の株にはゴロゴロと、更に次の株にはザクザクと大きな芋が付いていました。

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 そんな訳で、今日の収穫は大芋12個と小芋が15個。ゴロゴロザクザクは大袈裟でしたか? でも、心象的にはそんな感じです。サイズを比較出来るようにとハサミを一緒に置いてみましたが、大きさがお判り頂けるでしょうか。大きければ良いというわけではありませんが、スーパーに並んでいる紅はるかより遥かに立派です。

 ということで、まともに芋を着けたのは2株しかなかったということになりますし(原因は不明)、結局は採り遅れで(そりゃ試し掘りの結果があれでは採り遅れるのも無理はありません)、玉割れしているのも幾つかありますが、これだけ採れれば十分。エルデに上納しても食べ切れないくらいです。

 そしてもうひとつ。前回安納芋を育てたときにコガネムシの幼虫に芋を穴だらけにされた苦い経験を教訓に、今回は苗の植え付け前に土にカルホスを混和しておいたのです。そのお蔭かどうかは判りませんが、今回の芋に穴はひとつも開いていません。これだけでも大成功と言えるでしょう。

流星号、一ヵ所だけピッカピカ

 今回の車検をスタンドに頼んだのは、エルデの散歩ついでに行けるというのが1番の理由だったのですが、もうひとつ、ちょっと楽しみなオプションがあったからでもあります。それは、車体下の塗装。ディーラーではそんなこと、今まで一度も提案されたことがありませんでしたから。

 車検が終って流星号を引き取りに行ったとき、本当は車を持ち上げてもらって結果を確認したかったのですが、エルデを連れていたのでそれも出来ず、今日になって写真を撮ってみました。

流星号_2015_10_23_1

 車検前に説明してくれた店員は、赤色矢印の辺りを指差しながら、「錆を落として塗装して1万円」と言っていたのですが、結局作業されていたのは黄色矢印のマフラー部分だけでした。

 そりゃ下回りの錆を全部落として塗装していたら、とても1万円じゃ割に合わないことは解っていましたが、或る意味詐欺まがいの手口ですよね。しかもマフラーなんて、外側だけ防錆したって意味は無いでしょうし。

 ともかく、新車や豪雪地帯を走る車ならいざ知らず、下回りの塗装なんて必要はありませんね。

 

干し柿_2015_10_23_2

 今年も百目柿を干しました。6個だけ。だって、沢山作ったって誰も食べないんだもの。

 こんなに暖かい内に干して大丈夫なんだろうかと心配になりますが、今年は柿の出来が悪く(って、我が家の柿の樹ではありませんが)、既にかなりの数が落果し、樹にぶら下がっている実も半数近くが熟してしまっていて、これ以上待っていては干せなくなってしまうので仕方がありません。

 柿の樹の持ち主は毎年11月に入ってから収穫に来ますが、今年の干し柿作りは難しいのではないでしょうか。と言う以前に、もうちょっと真面目に樹を手入れしてくれないと、我が家の干し柿の味が落ちてしまいます。

スズメ、家に入りたいときは呼び鈴を鳴らしてね

 今日は大事件が発生しました。私が居間でパソコンに向かっていると、後ろの出窓に何かが激突した様な、「ドン!」と大きな音がしたのです。誰かが道路から何かを投げたのではないかと思い、犯人をとっ捕まえようと即座に立ち上がり、窓の外を覗いたけど誰も居ません。

 じゃぁ一体何がぶつかったのだろうと出窓から外の様子を探ると、

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庭でスズメが逆立ちしていました。

 私の実家は薬屋を営んでいまして、店舗の前面には大きな一枚ガラスが設置されているので、何も無いと勘違いしたスズメやツバメが激突することは偶にありましたが、小さな、装飾用の桟が取り付けられている、ガラスも汚れている出窓に、どうしてこの子は突っ込んできたんでしょう。自殺?

 という理由はともかく、さて困りました。死んだら死んだで始末しなければなりませんし、生きているのなら何とか助けなければなりません。が、過去に仔スズメ2羽を育てて放鳥した経験がありますが、雛を育てるのだって大変なのに、ついさっきまで野生していたスズメをケアするのは並大抵のことではありません。

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 仔スズメのハツとテバ、そしてそれを狙うタレちゃん

 獣医は診てくれるのか、餌はどうするのかといった心配は頭の中を駆け巡りますが、先ずは安否を確認しなくてはなりません。野鳥は色々な病原菌や寄生虫を抱えている危険性がありますので、箒の柄でそっと突くと、幸いにも死んではいないようです。自分で起き上がってくれました。

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 とは言っても、こんなに近寄っても逃げないのはマトモではありません。しかも、暫くすると瞼(瞬膜?)を閉じてしまいました。

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 こうなったら様子を見るしかありませんが、このまま放っておくとカラスやノラ猫の餌食にされてしまうかも知れません。監視員としてエルデを置いておこうかとも考えましたが、逆に監視員がカラスやノラ猫に襲われることが無いとは言い切れませんので、仕方なく草むしりをしながら庭をウロウロしていました。

 で、気が付いたら消えていました。動けるようになったのは良いけど、どこかに移動して倒れているのではないかと探してみましたが、どこにも居ないので飛び立っていったのでしょう。離陸の瞬間を見られなかったのは残念ですが、ホッと胸を撫で下ろしました。

 

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 その監視員は、車検を終えた流星号の後部座席で呆けています。彼女に何者かの命を託そうかと、一瞬でも考えた私がバカでした。