ニコ、「衣」は要りません

ニコ_2021_06_08_1

 ニコは私の定位置である座布団の上で寝るのも好きなのですが、邪魔なのでどかします。ところが昨夜、足でチョンチョンと突いてどかそうとしたら、爪先が触れる前に慌てて飛び起き、逃げていきました。これって、過去に蹴飛ばされた経験があるっていうことなんでしょうか。

 もうひとつ、あの食べ物を前にして見せる怯えだって、絶対に人間が関与した過去の経験が原因なんですよね。

ニコ_2021_06_08_2

 この2ヵ月足らずの様子を見る限り、ニコは決して人間大好きな犬ではありません。元祖人間大好き犬のエルデは誰彼構わず尻尾ブンブンで突進していきましたが、ニコは人間に対して興味を示したことが殆どありませんから。

 ニコが強い関心を示すのは犬と猫と鳩。我が家の猫(光圀)に対してはビビッて近寄ろうとはしませんが、散歩中に猫や鳩を見付けると、リードに繋がれていることなんか忘れて突進するので注意が必要です。

ニコ_2021_06_08_3

 という観察結果を散文的に並べてみましたが、何を言いたいかというと、私は何となく思うんですよ、ニコは気儘な野良生活の方が幸せなんじゃないかって。勿論、衣食住に困らないとしてですが。

 最近になってやっと積極的に甘えるようになりましたが、それでも多くの時間は「私を虐めないで」と媚を売っている感じの方が強いんです。つまり、ニコにとって人間は恐怖の対象である部分の方が大きいんでしょう。

 犬は最初の飼い主を絶対に忘れないと言われていますが、ニコの最初の飼い主が私だったら、ニコにはもっと違った人生があったろうにと残念でなりません。

ビワ_2021_06_08_4

 第二弾のビワを収穫しました。今年のビワはとっても美味しいです。いえ、ビワは毎年美味しかったのですが、今年は特に甘みが強く、酸味が残っている段階で収穫すると濃厚な美味しさです。樹にはまだ少し実が残っていますが、次なる課題はこれが萎びる前にせっせと食べることです。

桃_2021_06_08_5

 ビワを消費するのに手間取っている間に、直に桃の収穫が始まります。桃はビワと違って日持ちがしませんし、採れてしまうと更に慌てなければなりません。自分の家で果物が採れるのは楽しいのですが、健康の面からもそうそう多量の果物を食べる訳にいかない年齢になると、贅沢なことに頭痛の種にもなります。

 それにしても、あんなに注意して摘果したのに、どうしてここにこんなに並んでいるんでしょう。

ニコ、また少し信用される

桃_2021_04_21_1

 庭の桃(なつおとめ)を摘果しました。これ以上葉っぱが増えるとどこに実が着いているのか判らなくなるので、今が最後のチャンスなんです。

 花の段階でかなり落としているのですが、それでも凄い数の実が着いていて、切っても切ってもキリが無いっていう感じ。チョキチョキチョキチョキ殆どの実を落としましたが、まだ目標の10個以上は残っているでしょう。もう少し時間が経って、実の大きさが大体判ってきたところで最終的な摘果を行い、袋を被せましょう。

畝作り_2021_04_21_2

 更には畑へ行き、トウモロコシとエンツァイ(空芯菜)用の畝を作り、マルチも張ってしまいました。手前の幅広なのがトウモロコシ用です。当初マルチを張るつもりは無かったのですが、どちらも種を直蒔きしますので、裸の地べたに水遣りすることを考えると目眩がしてきて、だったら今の内に苦労しておいた方が楽なんじゃないかと考えた訳です。乾燥防止や雑草対策にもなりますしね。

ムカゴ_2021_4_21_3

 ところで、畝を作っている最中に土の中から出てきたのですが、これが何だかお判りになりますか? これは去年作った自然薯に着いたムカゴで、落ちたのが土に潜って発芽したんですね。こんなのがゴロゴロしています。そのままにしておけば来年用の種芋になりますが、2年も掛けて自然薯を作る気はありませんので退場して頂きました。

エンドウ_2021_04_21_4

 エンドウに莢が着いているのを発見しました。明日は鳥避けネットを外して収穫しましょう。既にアスパラが持続的に収穫出来るようになってきましたし、いよいよ初夏ですねぇ。って、まだ4月なんですけどね。

ニコ_2021_04_21_5

 その間ニコはどうしていたのかと言うと、独りでお留守番していました。この子だったら破壊活動は行わないだろうと思ったのと、給水の必要もあって頻繁に家に戻るので分離不安防止トレーニングにもなるだろうという、一石二鳥と言うか、打算の産物と言うか、人間の都合を優先させたと言うか、まぁそんなところです。

ニコ_2021_04_21_6

 勿論、テロ行為もマーキングもありませんでした。う~ん、良い子だ。私が家に戻る度に窓から顔を覗かせ、尻尾をブンブンに振っていたので寂しかったのでしょうが、こういうことを何度も何度も繰り返していけばその内に平気になるでしょう。ニコ、しょうがないんだよ、それが人間と生活するってことなんだから。それにニコ、お父さんは知ってるんだよ、お父さんが居ない間お前がずっと寝てることを。

地球温暖化、桜を2日で散らす

桜_2021_03_30_1

 山梨は昨日桜が満開になりました。といって、べつにお花見リベンジをしに行った訳ではありません。今日は奥さんの方の親族の葬式があって、その帰りに寄ったサービスエリアに在った桜です。高速道路にも何ヶ所か桜並木みたいな雰囲気になっている場所があり、ちょっとしたお花見気分は味わえましたが。

桜_2021_03_30_2

 でも、その樹の下はもうこんな状態でした。満開になってからも1週間は花がもつ筈の桜ですが、昨日も今日も夏日の暑さには勝てなかったみたいです。実際にお花見リベンジしようかなと思っていたのですが、これはもうちょっと無理ですね。

桃_2021_03_30_3

 一方、我が家の桃もこんな状態です。って、こっちは散った訳ではなく、摘花したからなんですけどね。

長ネギ_2021_03_30_4

 ところで、長ネギの苗床に水遣りに行って驚きました。乾燥防止の為にベタ掛けしてある不織布に現れた等間隔のライン。これはもう出てきた芽が不織布を押し上げているとしか考えられません。

長ネギ_2021_03_30_5

 目を凝らして見ると、確かに発芽しています。去年の発芽が4月2日ですから、去年より1日遅れで種を蒔いたのにも拘らず、去年より3日早く発芽したことになります。去年の春も暑かったですけど、如何に今年が暑いかっていうことですよね。実際問題、平年より7℃も高い日が続いていますし、この夏はいよいよ50℃超えでしょうか。

桃、咲けば咲いたで仕事を増やす

 一昨昨日の種蒔きの影響でしょうが、今朝になったら腰が痛くて驚きました。と言っても単なる筋肉痛であることは明らかだったので、暫くギクシャクと動いていたら徐々に解消されていきましたが、たかが種蒔きでこんなに大声で筋肉が悲鳴を上げるってのは問題ですね。

桃_2021_03_22_1

 さて、まだ満開ではありませんが、桃の花がだいぶ咲き進みました。そして、今日から人工授粉も始めました。

 去年は熟した実にカナブンが山ほど集まって大変なことになりましたので(カブトムシも来ましたが)、今年こそは着果数を厳しく制限し、本当は必要無いんだけど袋掛けもします。実が沢山生ると嬉しいけど、桃は食べ頃が短く、どうせそんなに食べられやしないんだから、トラブルの芽は事前に摘み取ってしまいましょう。

耕作放棄地、先ずは更地に

桃_2021_03_17_1

 我が家の桃が開花しました。午前中は1輪だけだったのが、午後になると続々と。蕾の先っぽが赤くなってからちょうど1週間でした。一両日中には桜の開花も予想されていて、いよいよ春本番ですね。って、今日の最高気温は22℃超えですからね、そりゃ桃だって咲きたくなりますよ。

予兆_2021_03_17_2

 その桜の開花に合わせて発芽させるのが良いと言われているジャガイモですが、畝表面にひび割れが現れ、これを発芽の予兆と捉えて良いのではないかと思うものの、未だ発芽には至っていません。と言って焦る必要もありませんが、見込みよりも少し覆土が厚かったんでしょうかね。

春菊_2021_03_17_3

 という難しいことはジャガイモに任せるとして、夏野菜に向けて畑の模様替えを進めていきましょう。と、その前に、生き残った春菊の株に生えた脇芽を収穫することにします。これもそろそろ菜の花化する頃なので、収穫したからと言って食用に適しているとは限りませんが、せっかく頑張っているのをただ棄ててしまうのは勿体無いですからね。

畑_2021_03_17_4

 ということで、小松菜や春菊が居た畝と、枯れたエンツァイがそのままだった畝を始末し、ついでに周りを草むしりして畑はだいぶ綺麗になりました。まだ始末する大根とカブ、そして大量のホウレン草が残っていますが(勿論もっと大量の雑草も)、もう長ネギの種を蒔かなきゃならないので、取り敢えず次は苗床を作ります。

モクレン、咲いた途端に散り始める

 腰痛発生以来中断していた庭木の剪定作業を再開しました。理由はこれ。

白モクレン_2021_03_10_1

 庭のモクレンが満開になってしまったんです。モクレン自体は剪定済みだから良いけど、今はまだ裸の落葉樹に葉っぱが出てきてしまうと切るのが困難になりますので、それだけは大急ぎでやってしまわねばなりません。

桃_2021_03_10_2

 剪定ということで言えば、もっと困っているのがこちらの桃。去年の秋に背を低くする為の剪定は行ってあるのですが、細かい枝をどう切ったものか決めかね、鋏を手に唸っている内に蕾が綻んできてしまいました。桜の場合は蕾の先端から花弁が顔を覗かせてから開花まで約1週間と言われていますが、これもそのくらいで開花するのでしょう。今年も出たとこ勝負ということになりそうです。

カブトムシ、意外にも桃好き

畑_2020_07_07_1

 にしてもよく降りますねぇ。九州での災害のことを考えれば贅沢は言ってられませんが、畑はもう水を吸い込むことが出来ず、とうとう田んぼの様になってしまいました。2日おきくらいに収穫には行っていますが、もう1週間以上も作業が出来ていません。去年も7月はず~っと雨続きで日照が無く、トマトが病気になったりスイカが甘くならなかったりしましたが、気候変動(温暖化)で日本に押し寄せる水蒸気量が増えているからで、これが新しい梅雨の姿なんでしょうね。

スイカ_2020_07_07_2

 ということで今年も期待薄なスイカですが、これは大玉の方です。まだ開花をチェックし始めていない内にこの2つが着果して以降、そもそも花が咲かないし、咲いても雨続きで受粉しないしで、新しい実が着きません。株元の葉が黄色くなり始めていますし、今年の大玉スイカはこの収穫期の判らない2つで終わりになるんじゃないでしょうか。

 そうなるとこの2つをいつ収穫するかが大事になりますが、先に玉割れした小玉スイカが過熟で割れたとして、そしてこの2つがその小玉スイカと同時期に着果したとすると、ちょうど日平均気温の積算が1000℃を超えたくらいになる筈なので、試しに1つを収穫することにしました。

スイカ_2020_07_07_3

 恐る恐る切ってみるとこの通り。う~ん、どうなんでしょう。過熟という感じはしませんし、未熟という感じもしませんが、何とも言えません。冷やしてから味見してみましょう。それにしても皮の厚いスイカですねぇ。

カブトムシ_2020_07_07_4

 ところで、スイカより一足早く食べ頃を迎えた桃ですが、完熟したとたんに大量のカナブンに襲われて齧られ、幾らも食べることが出来ませんでした。実の数が多いから目立ったということもあるでしょうが、これまでこんなことは一度もありませんでしたので、もしかすると今年の桃は美味しかったのかも知れません。来年からは着ける実を10個くらいに抑制して、虫に食われないように袋を掛けましょう。いよいよ桃農家ですね。

 という桃の甘い香りに引き寄せられた狼藉者達の中に、驚いたことにカブトムシまで居ました。しかも2匹も。最後に天然物を目にしたのがいつか思い出せないくらいですが、まだこんな所にも居るんですねぇ。

畑、畑に戻る

 暫く畑どころではなかったので草ボウボウになってしまいましたが、何日か掛けてやっと「手入れの悪い畑」程度に戻すことが出来ました。

長ネギ_2020_06_23_1

 草むしりばかりやっている訳にもいかないので、野菜作りも少々。長ネギの苗を定植しました。今年は苗の生長が良く、6月に入ったら早々に植え付けてしまおうと考えていたのですが、結局去年より2日遅れになってしまいました。まぁこれから頑張ってもらいましょう。

自然薯_2020_06_23_2

 どれだけ伸びるのかと心配していた自然薯の蔓ですが、結局この程度で打ち止めみたいです。作ってみて判りましたが、問題は蔓の長さよりも脇芽の処理の方ですね。支柱しか立ててないのでゴチャゴチャに絡まりあってしまいましたが、次に作るようなことがあったらネットを張り、脇芽も日光浴出来るようにしてやりましょう。

自然薯_2020_06_23_3

 自然薯は3株育てていますが、その内の1株に蕾の様なものが着きました。ということは雌雄異株なんですね。これがムカゴになるんでしょうか。

トマト_2020_06_23_4

 そしていよいよトマトが赤くなってきました。写真は桃太郎ですが、レッドオーレやシュガープラムも色付いてきました。そろそろ収穫が始まります。

桃_2020_06_23_5

 庭では桃(なつおとめ)も赤くなってきました。完全に熟している訳ではないのでまだ甘さは控え目ですが、去年までの「ひょっとしてこれは豊後梅?」みたいな控え目なサイズではなく、誰がどう見ても間違い無く桃と答える大きさになってくれたことが嬉しくて。来年にはもっと大きな実を着けてくれることでしょうが、取り敢えずこれを頑張って消費しなければ。

エルデ、二人六脚

エルデ_2020_06_12_1

 エルデの目は、少なくとも左側は大分良くなってきました。まだ房水が赤くはなっていますが、結膜部の充血は殆ど引きました。目ヤニをウエットティシューで拭くと白いティシューが薄らと赤くなるので、こうやって房水が徐々に入れ替わっているんでしょう。

エルデ_2020_06_12_2

 という具合に目の状態は徐々に徐々に良くなっているのですが、足腰の状態はもう少し早いペースで悪くなっていて、既に自力では立ち上がれませんし、支えてやらないと歩くのも難しくなっています。新規に導入したトンボのハーネスを着けることも考えましたが、終日あれを着けているのはエルデも大変でしょうから、昔買った役立たずハーネスを巻いています。それでも私が首輪とハーネスを持つと立ち上がろうとしてくれますし、お父ちゃんが助けてくれているんだと理解してくれているので助かります。

スイカ_2020_06_12_3

 今年はスイカの栽培を止めちゃおうかなとも考えたのですが(こんなに大きくなるまで実が着いていることに気が付かなかったんですから、そもそも栽培していると言える状況ではなかったのですが)、畝周りの雑草を始末すると少しヤル気も出てきて、出来る範囲で開花をチェックしていこうと心を入れ替えました。

 ということで、既に着いている実(大玉2に小玉が2でした)にスイカシートを敷いておきました。それ以外の小さな実を全部摘果し、咲いている雌花に日付タグを付けようと思ったのですが、時間切れでリスタートはまた次回です。

桃_2020_06_12_4

 桃(なつおとめ)の実が色付いてきました。実が大きくなって赤くなってくると、今まで葉っぱに隠れて見えていなかった実も見えてきます。勿論この写真は一番密度の高いアングルを探して撮ったものですが、それにしてもこんなに残すつもりはなかったんですけどねぇ。ビワと違って桃は日持ちがしないので、10個も採れれば十分なんです。来年は葉っぱが茂る前にしっかり摘果しましょう。

やぁ、久しぶり

 花壇の花を植え替えようとメランポジウムの苗を買っておいたのですが、危うく枯らすところでした。エルデのことに夢中で水遣りを忘れていたんです。

枝豆_2020_06_01_1

 畑も同じことで、枝豆に雨避けを被せて以来行っていないので、エルデが寝てる隙に様子を見に行ってきました。その枝豆は種蒔きから5日目。黒豆の方はもう頭を出しています。枝豆ももう発根している筈なので雨避けは撤去しました。黒マルチを被せっ放しにしていてはモヤシを作ってしまいますので。

キュウリ_2020_06_01_2

 キュウリには実が着いていました。それもデッカイのが。最初の実をこんなに大きくさせてしまってはいけません。夏野菜ってのはやっぱり油断がなりませんね。

ジャガイモ_2020_06_01_3

玉ネギ_2020_06_01_4

 ジャガイモと玉ネギには収穫の時期が近付いてきました(玉ネギはもう使い始めていますが)。そろそろ梅雨入りだからその前にってのが定石ではあるのですが、特にジャガイモにはもっと頑張ってもらいます。

 アスパラは収穫しなかったので林になっていますし、野菜達の変化は大きいのですが、もっと大きく変化したのは雑草。雨が続いたこともあって大繁殖です。ちょっと気合を入れなきゃダメですね。

桃_2020_06_01_5

 変化は庭でも。桃(なつおとめ)の実に色が入り始めていました。ただ、小さいですねぇ~ せいぜい中玉トマトくらいの大きさ。エルデを庭に出す度に育ち具合をチェックしようと思うものの、茂った葉の陰に隠れてしまっていて見えず、だからさぞ大きくなっているんだろうと楽しみにしていたのに… 収穫までまだ1ヶ月くらいあるので一層の努力を期待したいところですが、これが大玉トマトサイズになるとはとても思えません。