ニコ、「犬なんて大概は裸だろ」

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 また雪が降り積もる季節となりました。掃除機で吸わないと消えない雪、ニコの抜け毛です。やっぱり茶色い部分より白い部分の方が早く抜け始め、身体をブルブルっとさせると細雪の様に舞い落ちています。

 遊び毛が纏わりついていると気持ち悪いでしょうし(どんなに頑張っても毛玉にはならないでしょうが)、こちらはこちらで一刻も早く降雪を終わらせたいので、毎日ガシガシと指ブラッシングしているのですが、未だ春遠しといった感じです。こんな裸犬にもいっちょ前に換毛期があるってのが生意気。

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 ただ、裸犬にも利点はあって、肌の状態が簡単に判る。「ニコは肌が弱くて~」と何回も書いていますが、それは言い換えれば赤くなったのがストレートに見えるからでもあって、異変には直ぐに気付けるんです。

 ニコは飼い始めから内股の皮膚が赤くなることが繰り返してあって、医者に相談したりもしたけど原因が判らず、酷いときには消炎剤を塗ったり、保湿の為にグリセリンを塗ってみたりしたこともありましたが、タオルで水拭きしていれば治まることが判ったのも、結局は裸犬であればこそ(紫外線や乾燥、暑さ寒さといった外的ストレスに晒され易いのも確かですが)。

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 そして裸犬にはもうひとつの利点があって、ニコには所謂「犬臭さ」が無いんです。草叢に入り込めば草臭く、土の上を駆け回れば埃臭くはなりますが、猫にする様に被毛に鼻孔を埋めて吸っても、基本的に仄かに酵母みたいな香ばしい匂いがするだけ。

 但し、ニコが触れる物の方(ベッドや毛布やカッパ)からは激しい異臭が漂ってきます。洗っても洗っても直ぐに異臭物になります。触れたもの全てを金に変えてしまうミダス王みたいなものですね(能力的には大分違いますが)。これって恐らく、被毛が極端に短いが故に、皮脂が新鮮な内に擦り付けられているからじゃないかと、私は睨んでいます。ニコは全く臭くないんですけど、今座っている、ニコが大好きな私の長座布団からは激しい異臭が立ち上っています。

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