散歩中にニコをナデナデしてくれる方だけでなく、擦れ違う子供や学生からも「可愛い」と声が掛かることがあります。そりゃサングラスを掛けた怖そうなおじさんに向かってわざわざ「ブサイクな犬ですね」と声を掛ける人間は滅多に居ないでしょうし、エルデに比べれば声の掛かる回数も少ないですが、そう言われれば悪い気はしません。
もうひとつ特徴的なのが「何ていう犬種ですか?」と訊かれること。これまで散歩中に会話した方には100%訊かれました。これもまぁ当然で、他人が連れている犬に「雑種ですか?」なんて訊くのはウチの奥さんくらいのものですが、やっぱりちょっと珍しい犬に見えるんでしょうかね。
その度に「雑種で元野良で長崎から飛行機に乗って来た臆病者のニコです」と説明するのも飽きてきたので、「まだケンネルクラブで公認されていませんがニコグラフという新しい犬種で名前のニコはそこから採りました」ってことにしてみましょうか。
それでも元野良だなぁと感じるのは家の中での活動量が極端に少ない点。殆どの時間を寝て過ごしています。確かに「仕事の無いときは寝ているのが良い犬だ」と言われてはいますが、それは余計なエネルギーを極力使わない野良犬の生き方でもありますよね。
もうひとつそう感じさせるのは人間の命令に従おう、人間と一緒に働こうという意識が欠片も感じられない点。散歩をリードすれば大抵は素直に従いますし、呼べば来ますし、今も甘えて私の脚を枕にして寝ていますが、それだけの関係。おかしいなぁ、犬社会で社会化された犬は教えなくてもリーダーに従う筈なんだけどなぁ。ニコ、もしかしてお父さんをリーダーだと思っていないの?
そうは言っても「待て」だけは絶対に覚えてもらわないとならないので、道路を渡ったり交差点を曲がったりする度に必ず「待て」、「よし」を繰り返しているのですが、今のところ効果は全く出ていません。
問題をより厄介にしているのが、食べ物で釣ることが出来ないこと。散歩中にビスケットをやろうとしても無視しますし、家の中だと食べ物を前にすると何故か怯えさえするんです。報酬無しにトレーニングするなんて、どうすりゃ良いのよ。まぁエルデだって「お手」を覚えるまで半年掛かりましたから(途中、飼い主が飽きて長期の空白期間がありましたが)、気長にやるしかないんですけどね。
一昨日種を蒔いたトウモロコシが早くも発芽の予兆を見せ始めました。良い感じですねぇ。
ところで、その前に種を蒔いた枝豆も土を持ち上げ始めてきたのですが、去年の枝豆の発芽実験のブログを見直して驚愕の事実が判りました。なんと今回私は種を逆さまに埋めてしまっていたのです。ああ、なんという大失敗。せっかく実験までしてベストな種蒔き方法を編み出したんだから、蒔く前に確認しようよ。