ニコ、「私は3歳7ヵ月児ですからね」

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 可愛がってもらえる確率が一番高かったのでエルデが大好きだった大学ですが、ニコはあまり行きたがりません。ニコは誰かにナデナデされても嬉しくないからっていうのもあるでしょうが、単にお散歩コースの大半が逆方向だからっていう理由の方が大きいと思います。

 ここはコースとしては一番安全ですし、夕方は犬だらけになるものの昼間は散歩させている人も居らず、非常に散歩させ易いんです(だから夕方は犬だらけになる)。なのでニコにもっと意識させようと、今日は強引に連れてきました。

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 それでも安全なので好き勝手に歩かせてもらえるし、久しぶりなので臭いも新鮮だし、公園へ連れて行ったときの様にはしゃいでいました。因みに夕方の散歩ではまたあの工事現場を探検していましたので、今日は楽しかったことでしょう。いつもは奥さんに催促している晩御飯なのに、今日は奥さんが準備していても気付かずに眠っていました。

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 ところで、「犬には因果律が理解出来ない」とか、「先のことを予測して考えることが出来ない」とか言われていますが、これは本当でしょうか。つまり留守中に犬が物を壊し、飼い主が帰って来たときに反省ポーズを取っていたとしても、それは飼い主の怒りを察知して困っているだけで、自分がしでかしたことが悪いことだとも、それをやったら飼い主に叱られるとも考えられないということですが、私にはどうもこれが信じられません。

 例えばニコ、ゴミ箱を荒らすとかオヤツを盗むとか、人間が居るときにやったことはありません。我々が悪戯に気付く前から怯えていましたし、悪戯しても叱られないと分った今ではデカい態度してます。お宅のワンちゃんだってそうでしょ? これって「これをやったら叱られる」と分っているからこそなんじゃないでしょうか。勿論犬が人間みたいに論理的な思考が可能だなんて思っていませんが、そのくらいのずる賢さは3歳児にだってあるでしょ。

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 オオカミの群れが家族で構成されていると判ったとたん、従来のアルファドッグ理論が完全に否定され、これまでの躾方法が非常識みたいに言われるようになりましたが、どうも私は全面的には納得出来ずにいます。

 例えば私が必ずやる服従訓練は犬を仰向けにさせ、諦めて落ち着くまで抑え込むというものですが、これは親犬が子犬に対して行う教育を真似たものです。これしかやりません。ところが躾の新常識では「服従」という概念を否定しています。じゃぁ親犬が間違いを犯しているの? 

 そもそもオオカミの群れが家族だけで構成されていない例もありますし、新たに加わった個体が群れの為に働く例もあります。BBCのドキュメントでやってました。新たな研究成果を否定する気はありませんが、今持っている知識が全てだと考えるのも危険だと思います。動物行動学ったって、まだまだ歴史の浅い学問ですから。

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 やっと夏野菜の畝が片付きました。火曜日に雨が降るらしいので、土が湿って締まったら寒起こしして来年に備えましょう。おっと、その前にエンドウの種蒔きをしなきゃですね。

 結局、昨年末に腰を痛め、2ヵ月くらい畑から離れていたことが生活の全ての面で今までずっと尾を引いてしまいました。時間が押していたって、寒い冬や暑い夏はヤル気が湧きませんし。でも、これでやっとリセット出来ますので、来年はまた頑張りましょう。