ニコ、「相棒は一緒に遠吠えしてくれなくちゃ」

　あまり登場しませんが、我が家には光圀という名前の黒猫（♀）も居ます。外の物置に産み落とされてピーピー泣いていたのを保護したのですが、こいつがとんでもない野獣で、人が出入りする時間帯に自由にさせておくと絶対に脱走するので、未だに昼間はケージの中に閉じ込めています。

　で、夜になって光圀をケージから出すとニコがすっ飛んで来ます。後を追い掛けたり、パクッと咥える仕草をしたりするので最初は心配しましたが、遊びたいんですね。勿論ボディーランゲージが全く違う犬と猫、分かり合える筈も無く、ニコが遊ぼうと誘えば光圀は逃げるし、光圀がニコの身体の臭いを嗅ぎに行くとニコは困惑するしで、蜜月とはなっていません。

　最近ではニコが鼻先を光圀に引っ掻かれるんじゃないかという方を心配しています。まぁニコも遊び相手が居なくてつまらないんでしょうね。

　それで思ったんですよ、小型犬だったらニコの相棒として迎え入れても良いんじゃないかって。仔犬からだったらニコとも仲良くなれるでしょうし、犬としての教育はニコがやってくれるでしょうし。でも、考えてみると小型犬ではニコと一緒に散歩させる訳にいかず、私の散歩だけがまた増えることになるんです。それはマッピラ。ニコ、なんとか光圀と折り合いをつけろ。

　庭の桃の実がだいぶ大きくなってきましたが、困った問題が発生しました。葉っぱの陰に隠れて実にしがみ付いている虫がお判り頂けるでしょうか、カメムシです。大量のカメムシが集まって来て、カメムシのお食事処と化してしまいました。

　カメムシはストローの様な口器を実に差し込んで汁を吸うのですが、これをやられちゃうと実がデコボコになり、まともに肥大しなくなっちゃうんです。

　それで、今更遅いかも知れませんが、まだ無事そうに見える実に袋を被せました。いつもは新聞紙で作るのですが、そんな元気も無いので今回は買ってきました。山梨は桃の産地でもあるので、普通にホームセンターで売られているんです。でも、私は桃農家じゃありません。念に２、３個食べられて、「あ～美味しいねぇ」なんて言えればそれで良いんです。なんでこんな苦労をしなけりゃならないんでしょう。

　でも、まだ桃は良い方です。大好きなビワの実が黄色くなってきて、そろそろ味見を始めて収穫時期を見極めようと思ったら、昨日まで在った筈の実が無いじゃありませんか。味見をする前にカラスに食べられてしまったんです。残っていたのは２つだけ。おのれ～、来年はビワ用の袋も買ってくる！

本日の散歩９，４３３歩、距離６．７５４㎞、累積６５４．２７３㎞

エルデ、初めての遊び友達が出来る？

　前回の血液検査で尿酸値が上昇していて、常に変わることなく不摂生な生活を送っているのに何故だろうと不思議だったのですが、考えてみれば毎日畑であれだけ汗を掻いているのですから、そりゃ当然なんですよ。汗を掻けば尿量が減り、尿酸の排出量も減りますし、脱水状態になればそれだけで血中濃度は上がりますから。実際、大汗を掻いた日はトイレの回数も減りますからね。

　で、思ったのです。ならばいったい畑でどれだけの水分を失っているのか、と。尿酸値はともかくとして、脱水症や熱中症を防ぐべく、畑に出る日は朝から水を飲み続けてはいるのですが、果たしてそれで足りているのかどうかも実は疑問ではあったのです。

　それで、実験してみました。畑に行く前にパンツ一丁で体重を量り、帰ってきてから再度体重を量り、その差を計算するという方法で。結果は２時間の作業で１．４㎏減。直後にトイレで０．４㎏を放出しましたので、結局１．８ℓの水分を失ったことになります。

　「朝から水を飲み続けている」と言っても、量としては１ℓ程度で、食事から摂れる水分量を加えても１．８ℓになるかどうか。勿論、一日トータルすればもっと飲んでいますが、エルデの散歩でも結構な汗を掻きますし、もう少し積極的に水分摂取しなければいけませんね。

 

　散歩の途中でマリンちゃんに会いました。

　エルデと同い年の、柴犬のマリンちゃんです。

　首輪が新しくなっているので訊いたら飼い主さん曰く、「久しぶりに洗ったから」ですって。「模様にメリハリが付いた」とも言ってました。外飼いされているワンちゃんてそんなにシャンプーされないんですね。どうりでエルデが「いつも綺麗にしてますね」と言われる訳です。

　ところでマリンちゃん、柴犬にしては珍しく吠えもせずに大人しく、犬と見れば歯を剥き出して吠え掛かるボーダーコリーのアンちゃんという子が居るのですが（臆病なんです）、マリンちゃんとだけは仲良く出来るのだそうです。

　ところがマリンちゃん、以前はそんなこと無かったのに、近頃はエルデが近付くと逃げ回るようになりました。ピョンピョンと跳ねて。マリンちゃんが大人しくしていた頃は一応臭いなんか嗅いだりしていたエルデも、相手が動くと困ってしまい、

結局はこんな微妙な関係性を醸し出す様になってしまいました。

　でも、私は今日気付いたのです。ひょっとしたらマリンちゃんはエルデと遊びたいんじゃないでしょうか。そう考えると、遠くでエルデの姿を認めると駆け寄ってくることにも、その割に近付くとピョンピョン跳ねて逃げ回るのにも合点がいくのです。

　マリンちゃんが「来い」をマスターしてさえいれば、我が家のドッグランで一緒に遊ばせることも出来ますし、そうなれば私も嬉しいのですが、問題はエルデもそれを喜ぶかという点ですね。