秋、それはおでんに連れられてやって来る

 今日も雨だけど、畑に行かない訳にはいきません。何故なら、玉ネギの種を蒔いてあるから。乾燥防止用に不織布をベタ掛けしてあるので、発芽したら直ぐに剥がせるよう、日々の見回りが欠かせないのです。

 幸いなことに雨間があったので、今だとばかりに畑へ向かったのですが、着く前にまた降り出してしまいました。で、雨に打たれながら考えたのです、「これから数日間は雨が降り続くのだから、乾燥を防止する必要なんか無いんじゃない?」って。

玉ネギ苗床_2016_09_19_1

 ということで、玉ネギの苗床の不織布を剥がしてしまいました。緑色の双葉は勿論雑草で、玉ネギの発芽はまだ予兆も見られませんが、これで暫く畑へ行く必要が無くなりました。

 

 それにしても、すっかり涼しくなりましたね。9月に入った途端にスーパーの棚に鍋つゆが並べられ、「このクソ暑いのに誰が買うんだよ」なんて考えていたのが、あっと言う間に「まぁそろそろそういう季節だよな」と普通に納得出来るようになるのですから、気温の下がり方が如何に激しいかが判ります。

 最近は日照が殆ど無いという事情もありますが、平年気温を見ても今の時期は毎日0.3℃ずつ下がっていて、つまりは半月で4.5℃も急降下するのですから、そりゃ季節の移ろいをハッキリと感じる筈です。

おでん_2016_09_19_2

 今日の我が家の食卓には、今シーズン初のおでんが上りました(レトルトの不味いおでんでしたが)。その奥に見える冷奴みたいなものも、実は温かい豆腐の上に薬味を載せた「煮奴」です。半月前にはまだ冷やし中華を食べていたのに、秋ですねぇ~

オクラ、早産?

 土も徐々に乾いてきて、安心して畑内に足を踏み入れられるようになりましたが、それは他の方にとっても同じなようで、

足跡_2015_09_12_1

玉ネギの苗床に残された猫の足跡。乾けば乾いたで困ったものです。

 それはそれとして、こちらも乾いていました。

オクラ_2015_09_12_2

 種採り用に残しておいたオクラです。オクラの5角形の先端が捲れあがり、これは爆ぜて種を飛ばそうとしているのではないかと思い、収穫してみました。

オクラ_2015_09_12_3

 捲れあがった箇所を無理矢理に開くと、中にはこんな感じで種が。なるほど、これを乾燥させて保存しておけば良いのねと思ったものの、保存方法を一応調べておこうとインターネットで検索すると(種はよく乾かせとか、乾かすなとか、乾かす前に洗えとか、植物によって色々煩いんですよ)、「莢が茶色くなって完全に乾燥しないと種が未熟で発芽しない」という記事が幾つも…

 更には、完熟するまで1ヶ月は掛かるとか、中には最初に生った実を残しておいて種を採るという話まで。おいおい、そういうことはもっと早く言ってくれなくちゃ。

 でも、莢を割っただけで転がり落ちる種も幾つか在って、胎座から離れた種が未熟っていうのも納得がいかない話だとは思いませんか? まぁ、本体が枯れるまでにはまだ時間があるでしょうから、他の莢は茶色くなるのを待ってみましょう。