ニコ、「やっちまいましょう」

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 ニコの天敵的なボーダーコリーが居ます。それを言ったら殆どのワンちゃんがニコにとっては天敵なのですが、ボーダーにしては大型ですし、向こうもニコに気付くと吠えるので、ニコも敵意剥き出しなんです。

 飼い主がどこに住まわれているのかは知りませんが、どうも車に乗せて我々の散歩コースの大学へと連れて来るみたいで、結構頻繁に遭遇するんですよね。

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 そんな好戦的な犬をノーリードで歩かせたりしていて、正直言うと私も不愉快で、もしも野放しボーダーが戦いを挑んできたらニコには心置きなく実力を発揮させてやろうと考えています。だって、襲い掛かって来た犬に応戦したところで正当防衛ですからね。勿論、ニコが劣勢になったら私も参戦します。

 それでもバチバチになっているニコを連れて歩くのは面倒臭いので、なるべく会わせないようにしているのですが、困ったことに歩道を歩いていると車に乗ったボーダーが助手席の窓から突然吠え掛かるなんてことがあるんですよ。窓を閉めとけ。

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 で、あれは何月だったでしょうかね、まだ夏の暑さも本番前という頃だったと思いますが、ニコが特定の交差点近くに差し掛かると立ち止まり、顔を上げて辺りを見回したり、じ~っと一点を凝視するようになったんです。最初は何をしているのか判らず、何か特殊な臭いでも漂っているのかしらと思っていたのですが、或る時ハタと気が付きました、「そうか、ボーダーを探しているんだ」と。そこは車に乗ったボーダーに最初に吠えられた場所だったんです。

 今はもう立ち止まったりはしなくなりました。その代わり、通り過ぎる車、停車している車、駐車場に止まっている車を端から臨検するようになりました。一度などは車に前脚を掛けようとするので慌てました。「ニコ、犬を乗せた車なんて滅多に無いよ」なんて言ってると窓からボーダーが顔を出すんですよね。ああ、段々面倒が増えていく。

実録、「私が犬フォビアになった訳」

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 モコの記憶を手繰っていたら、そう言えばあんなこともあったなと、モコ以外の犬に纏わる記憶も蘇ってきました。

 エルデを飼うまで犬が怖かったということは以前にお話ししたことがありましたが、それは当然ながら過去の経験が醸成した感情で、犬に関して楽しい思い出なんかひとつも無いんですよ。

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 またまた小学生の頃の記憶ですが、学校帰りに土手を歩いていたら2匹の野良犬が正面から近付いてきてきました。目を合わせたり逃げたりすれば襲われることは分かっていましたから平静を装っていたのですが、間近に迫られればやっぱり怖く、我慢できずに駆け出してしまったのです。

 勿論犬は追ってきました。人間の脚で犬に勝てる訳がありません。いよいよ噛み付かれると思ったその瞬間、たまたま持っていた棒を振り向きざまに横に振るったら犬の顔にクリーンヒットし、今度は犬の方が逃げて行きました。あれはなかなか痛快な出来事でした。

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 中学生になった頃には野良犬も見掛けなくなり、次の記憶は大学生時代まで飛びます。私は新聞配達のバイトをしていました。新聞であろうが郵便であろうがピザであろうが、配達人の天敵となれば犬と相場は決まっています。

 シェパードの仔犬に咬まれたこともありますし、パグがお尻にぶら下がったこともあります。配達先のアパートの駐車場でセントバーナードが寝そべっていたときは心底ビビリました。あれはもう大きな犬と言うより小さな牛ですね。しかも、泥酔したオヤジの目をした牛。

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 そんな中、一番強烈だったのはボルゾイ。私が受け持っていた配達区域は、ユーミンも住んでいる高級住宅街の世田谷区岡本で、そんな大型犬も多かったんです。

 そのボルゾイが飼われていたのは普通の住宅でしたが、数段の階段を昇って新聞を入れようとすると、決まってポスト脇の金網フェンスにボルゾイがすっ飛んできてギャンギャン吠えるのです。そして私は新聞で金網をポンと1回叩き、ボルちゃんをからかってから新聞を入れていました。

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 そんな或る日、ボルちゃんが顔を見せないんです。毎日の挨拶を交わす仲になっていましたから、拍子抜けするじゃありませんか。と同時に、ちょっと心配もしちゃいますよね。

 でも心配する必要はありませんでした。バイクに戻ろうと後ろを向くと、そこには野放しになったボルちゃんが…

 私に向かって突進してきたのでちょっと焦りましたが、私はもう小学生ではありません。階段を駆け上ろうとしたボルちゃんの顎に一発蹴りを入れたら逃げて行きました。今になればあれはじゃれついてきただけなんじゃないだろうかとも思えますが、じゃれようとしているのか襲おうとしているのかを瞬時に判断するなんて不可能ですし、後者であったた場合の被害は深刻なものになりますので、ええ、同じ状況になれば私は躊躇なく蹴飛ばします。

エルデ、車検で大興奮

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 とうとうソラマメが発芽しました。今のところ2株。

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 この様に、まだ発芽とは認定出来ないけれど、発芽に向けて鋭意努力中の種も6個在りますので、少なくとも8株の苗は確保出来そうです。ただ、それだと発芽率61.5%。種袋に書かれている80%には届きません。一層の努力を期待しましょう。

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 一方、こちらはパンジーの種を蒔いたセルトレイです。種を埋めた中央から双葉が出ていて、しかも双葉はこのひとつだけではないので、こちらもとうとう発芽を始めたと認定して良いのではないでしょうか。

 と、発芽認定に慎重になるのには訳があって、実はこの土、種蒔き用の培養土が足りなかったので花壇の土を使ったのです。だから、雑草の種もタップリと蒔かれていて、双葉が出てきたからと言ってそれがパンジーだとは限らないのです。ケチると碌なことが有りません。

 

 流星号の車検時期がやって来て、今回は近くのスタンドに出すことにしました。そこだったらエルデの散歩ついでに寄れますので。

 ということで、今日はエルデを車に積んでスタンドへ行き、そこから散歩のスタートです。暫くぶりに歩くコースだからか、初めてのシチュエーションだからか、エルデは大興奮。それはそれで良いのですが、恐らくあちこちから珍しい臭いがするのでしょう、あちこちでクンクンするのでちっとも進みません。

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 更に、エルデが喜ぶだろうと選んだ土手コースには天敵センダングサの森が…

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 ダメッ!

 明日はスタンドをゴールにした散歩になりますが、別のルートを選びましょう。