GoTo静岡Prt2、2日目

 さて、GoTo静岡Prt2の2日目。今日は焼津と清水の魚センターを回ってたらふく喰おうという計画です。先ずはホテルの朝食を軽く食べ、向かったのは焼津さかなセンター。

焼津さかなセンター_2020_11_17_2

 ここは平屋建ての海鮮市場風の施設で、まぁ広いこと。グルグル見て回っていたら疲れてしまいました。観光客目当ての施設なので干物等の加工品を扱う店がメインですが、寿司や海鮮丼を提供する店もありますし、何故かおもちゃ屋さんやラーメン屋さんも在ります。

いちば館_2020_11_17_3 いちば館

 次に向かったのは清水魚市場・河岸の市。ここは海産物を扱う店を集めた「いちば館」と、飲食店を集めた2階建ての「まぐろ館」に別れていて、便利と言えば便利ですが、全体の規模は焼津の方が遥かに大きいです。

まぐろ館_2020_11_17_5 まぐろ館

 まぐろ館のメニューは海鮮丼や定食がメインで、意外にも寿司屋が殆どありません。それでもこれだけ並んでいると選り取り見取り。食べる気だったらお好み焼き用のヘラで切り分けて食べろという、こんな寿司まであります。が、喰えんのです。同じ失敗を繰り返してはならぬと朝食は本当に軽く抑えたのに、お腹がいっぱいで喰えんのです。それでも焼津でマグロとアジの握りを意地で食べましたが、それが限界。まだ食べられるという奥さんは朝霧高原のソフトクリームなんか食べてましたが、どうしてこうなるんでしょうかねぇ…

ブーちゃん_2020_11_17_6

 でも良いんです、我々にはもうひとつ大きな目的があるんですから。それはブーちゃん(本名:ブランシュ)に会うこと。エルデを失い、盲導犬協会でもワンちゃんに会えなかった寂しさを、ブーちゃんを揉み拉いて癒そうという魂胆です。

ブーちゃん_2020_11_17_7

 でもダメなんですよ、奥さんが先に車から降りてフェンス越しに挨拶してるときには尻尾をブンブン振って喜んでいたのに、私が車を止めて近付いていったら尻尾を下げて目を合わそうとしないんです。臭いを嗅ぎには来てくれるんだけどそこまで。カメラを向けられるのが怖いのかと思ってカメラを仕舞っても、サングラスを掛けているから不審がっているのかと思ってサングラスを外しても効果無し。あれは絶対に飼い主さんが私の悪口を吹き込んでいるに違いない。ま、いいや、何ヶ月ぶりにワンちゃんをナデナデ出来ただけで十分に満たされましたから。

お土産_2020_11_17_8

 こうして一泊二日のGoTo静岡Prt2は無事に終わりました(本当に無事だったのかは10日程経たないと判りませんが)。土産に買ってきた大トロを摘みにビールを飲みつつPrt1とPrt2を振り返ると、一番大きな収穫は「新鮮な魚は味も香りも無い」ということが分かったこと。何を食べても味が同じだから飽きるんですよ。魚が死んでから少し時間が経って、タンパク質がアミノ酸に分解された方が美味しいってことなんでしょうね。でも、海無し県の我々はどうしても獲れたて新鮮に憧れてしまうんです。

 そう言えば以前、臭いから嫌いだった赤貝を築地直送の寿司屋で食べたら、それまで私が知ってた臭いとは全然違う仄かな香りがして驚いたことを思い出しました。でもまぁ無い物ねだりをしても仕方がありませんし、私はこれからも海無し県独自の美味しい魚を食べ続けます。赤貝とホヤを除いて。